ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

ツイッター馬鹿急増のワケ

2013年09月02日 | モバイル・ウエアラブル
バイト君が廃棄するグレープフルーツを咥えた写真をツイートしたとして東急ストアが謝罪した。廃棄するものをいたずらして何が悪いんだろうか。というか、この程度のことが全国ニュースになることに異様なものを感じる。
冷蔵庫事件で「そんなことしたら大騒ぎになる」ことがわかっているにも関わらず、むしろそうした悪ふざけをツイートするバイト君がここに来て急増している。
若い奴らは本当に馬鹿だね、学習能力ないのかね、というような論調が多いけど、本当は違うんじゃないの?

その程度の悪ふざけは昔からいくらでも行われていて、ツイッターが流行して以降、何千件も何万件もツイートされてきたに決まってる。
それが、冷蔵庫事件あたりから、たいして出回ってない悪ふざけツイートでも企業が過剰にコンプライアンスを意識し公表しているだけだろう。
最初に書いた東急ストアの例なんか、まさにそうだと思う。多分3ヶ月まえなら、「店長に連絡して注意しておけ」程度の話だったんじゃないの?
ツイートはどこまで拡散するか予想がつかない。それに「東急ストアは知ってて隠した」なんでコメントがついてRTされたらとんでもないことになる、というような思いが企業側に生まれるんだろうね。

でも、あの程度のいたずらなんて、学生のころは結構普通にしてたんじゃない?

これがSNSの怖さなんだろうけど、見ず知らずの人間が「こいつは悪者」といって吊し上げに一役買うのはとても不気味な気がする。
悪者を見つけ出して吊し上げるのは確かに気持ちがいいんだろうね。半沢直樹の視聴率が高いのは単純にそれが気持ちいいからでしょう。

でも、そんなに世の中って良い者と悪者にわかれるわけじゃない。
全員が色の濃さに差があるにせよ灰色でしょ?
人を白と黒に単純にわける考えは楽ちんだし気持ちがいいんだろうけど、それはとっても危険だと思う。