ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

歩行者用携帯端末による事故防止

2013年09月05日 | ITS
日経新聞によれば、政府と自動車メーカー大手は歩行者用携帯端末と車載端末間の通信による事故防止についての実験に乗り出すとの事。概要は以下の通り。
歩行者が持つ携帯端末の位置情報から、飛びだしなどの危険性を車載端末に伝える。
主な対象は子供と老人。
端末は未検討だが、携帯電話か防犯ブザーに組み入れが現実的。
2030年までに交通事故死者ゼロを目指す。
これにより自動運転を推進する。
概要は以上。

確かに交通事故死者減のためには、高速道路の合流支援なんかよりは遥かに実効があるだろうが、この話は遠いな~、と感じる。
多分地デジ空地でITSに割り当てられた帯域を使うんだろうけど。

まず、携帯電話に機能を持たせるっていうけど、ガラケー文化がまだまだ続くって思ってるのかな。
で、車載端末が普及しないと誰も専用携帯機を買わない。誰も携帯機を持ってないと車載端末は普及しない。
官による強制がないと、とても離陸出来そうにない話に思える。

あと、日経はこれと自動運転を結びつけてるけど、自動運転は自動車専用道でしか検討されてない筈。