たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

冬桜と紅葉の競演

2014年11月28日 | 

小春日和に誘われて鬼石の冬桜の様子を見に行って参りました

駐車場まで行く車が続々と登ってきますが

少しでも歩きたい私達は途中から車を空き地に置きハイキング道に入ります

杉林の中、多少のアップダウンも有ったりして一寸した山歩き気分

特に何が有るわけでは有りませんが落ち葉の絨毯を踏みしめながら歩けば

心地良い音を奏でながら岩から滴り落ちる水が良いアクセントを作る道でした


大して歩いた訳では有りませんが額に汗が滲むころ駐車場に到着です

前に来たのはもう十数年も昔

その間、整備も進んだのでしょう

県外からの観光バスがズラリ並ぶ観光地に様変わりしていました






展望台に向かう途中、寄生植物である“宿り木”が目に留まりました

良くみると透き通る様な黄色の実を沢山つけています

宿り木はその名の通り

栄養分の有りそうな木を見つけその木の養分を吸いながら生きている植物です

当然、養分を吸われた木は弱ってしまう訳ですが今回は可哀相に桜の木がターゲットです




展望台からは西上州の山々が一望されます

手前は雨降山でしょうか、その奥に形の良い東御荷鉾山と西御荷鉾山も見えていました

日本武尊が東征の折り鉾を担われたという何処にでも有る伝説と共に

万葉東歌では御荷鉾山を「多胡の嶺」として登場させています

因みにこの山は私の家からも望む事が出来ますが

現在の気象庁よりも確実な予報をしてくれるのがこの山です

どういう事かと申しますと

「この山に雷雲がかかると麦束を三束たばねる間もなく雨が降り出し

雷鳴が聞こえる様になると、またたく間に雷雨となる」と昔から言われているのです

現代は車で農作業に出かけますから心配する事も無いのでしょうが

当時の人達は雲の動きに注意を払いながら早めに切り上げて家路を急いだのでしょうね


この展望台から一旦下ると桜山への登山道が伸びていますが

200数段の急階段にたじろいで回れ右をしてしまう者、果敢(大げさ)に挑戦する者、様々でした

多少、辛くても頑張れば胸がすくような景色が待っているのに・・・




登り詰めた山頂はまさに桜と紅葉の競演

皆さん、思い思いに日溜りでお茶を飲みながら桜の向こうに展開する長閑な山村風景を楽しんでいる様ですね

私達も持参のお弁当を広げましょう






最後はコーヒーで仕上げて周辺を散策

寒くなければ暑くもない晩秋の一日

最近は膝に多少の違和感を持つ様になりましたが、それでもこうして歩ける喜びはこの上ない幸せです








道は縦横に走っています

私達はなるべく遠回りをして北斜面の迂回路を選び汗した200段以上の階段に引き返す事にしました


時間は未だ1時

売店のある広場に大勢の花見客が三々五々押し寄せる中、土産物店をひやかしながら

ハイキング道に足を向けました

次の写真は帰路、見かけたものですが、ここは一般住宅の為、中に入る事は出来ませんでしたが

それはそれは興奮するほど素晴らしい紅葉が広い敷地に散らばっていました

一体どんな方がお住まいなのでしょうね






今年もたっぷり紅葉を楽しみました

自然に感謝・・・そして群馬に生まれた事にも



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コメント (4)
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