尻立山からドンテン池に降り立った私達が次に目指したのは論天山
右に椿越峠下山口、北五十里越下山口の標識を見送り
高みを目指して進むこの辺り、一帯は牛の放牧場で有り
未だ開花前のウツギやレンゲツツジに気をとられていますと
ウッカリ、牛たちの落し物を踏んでしまう事も
耐風姿勢で臨んだ論天山は標識が無かったら何処が山頂かしらと思う様な
茫々と広がる台地でした
私達が休憩に選んだ場所は少し下った窪地
ウラジロヨウラクを背にシートを広げます
周辺にはヨーロッパアルプスで見たゲンチアナの様な蛍光色のスミレが散らばっていました
そして何と言いましても心を落ち着かせてくれたのは日本海
30分も飽かず眺めておりました
名残惜しい景色ですが、そろそろ腰を上げる事に致しましょう
ドンデン池に戻り池周辺を散策していますと
端の藪の中に咲いていたのはアマナです
何という事でしょう
カタクリやアズマイチゲ・シラネアオイも登場です
しかも、とっても瑞々しい
キンポウゲやキジムジロはもう、この山域 お馴染みになりました
昼食はドンデン避難小屋を利用させて頂きました
私達は恐らく登る事も無いでしょうが
金剛山に向かうには設備の良い此処に泊まれば時短になりますね
それにしてもお粗末な昼食
「ん?今日は・・・」
「???」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「5月17日と言えば」
「そうだった、雄さんの・・誕生日・・・でした」
・・・・・私って・・・・・
小屋を出ますと九州からいらっしゃったと言う女性が
「論天山から30分くらい先に入った所に雪割草の群落が有りましたよ」
それを聞いた私達
「どうしよう、もう一度行ってみようかしら」・・・かなり迷いました
結局は行かなかった訳ですが、それが正解でした
と言うのは「ほら、此処にも群生してますよ」と言った言葉に走り寄りますと
其処に有ったのは
アマナだったのです
避難小屋から少し下った辺りは湿地帯になっておりまして
せり科の花が一面に咲く中、水芭蕉を数株みる事が出来ました
佐渡山脈は嬉しくなるほど変化にとんだ山域です
これはフデリンドウ
元来た道を引き返す時に見つけました
余りにも小さいので登りで見落としてしまった様です
ドンデン山荘へ戻りお風呂に浸かったあと
「コーヒーならホットがいいですよ」と薦められて飲んだコーヒーの美味しかったこと
トチノキの花でしょうか
両津へ戻る途中で見つけた花です
明日はいよいよ金北山です
頑張ろう
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