たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

(Ⅱ)佐渡最高峰・金北山に迫る

2015年06月07日 | 登山
(続き)


獅子岩・天狗岩を越えますと目の前に雪田

登山道は回りが藪ですから、この上を歩くしかありません

幸い雪も緩んでいましたのでキックステップで登ればアイゼンは必要ありません

    

こんな場所に咲くのがカタクリですね

最盛期には目を見張る大群落だった事でしょう

そんな中に花弁2つという寂しい姿の白いカタクリを見つけました

一週間くらい前には、きっと登山者の目を釘付けにした事でしょう






カタクリが励ましてくれた!!

金北山頂の建物が大分ハッキリしてきたぞ

頑張ろう、あと一息

    

キジムジロ  &  フデリンドウ

    

ナガハシスミレ  &  スミレサイシン


ヒメイチゲ


ズダヤクシュ

    

ショウジョウバカマ


花を拾いながら急坂を登りあげますとドンデン山荘からの雪の縦走路に飛び出しました

山頂は目と鼻の先・・・なのですが・・・



   

最後の力を振り絞って、ついに山桜咲く金北山山頂到着です

山頂には大きなお社が建ち今は隣の妙見山に新しく移設されましたが

海上自衛隊のレーダー施設がそのまま残されています

「尖閣沖、不審船発見」「巡視船ただちに出動せよ」そんなやり取りが交わされていたのでしょうか

    

両津湾                        真野湾

ドンデン山荘から縦走して来た登山者は暑さを避け社の日陰でお食事中です

私達もお腹が空きました

両津湾、真野湾に挟まれた国中平野を眺めながら食事です

 

大方の登山者は白雲台に下り山頂に静けさがやって来たのも束の間

第二陣が到着し又々賑やかになってきました

其れを期に退頂、それでも1時間以上は日本海に浮かぶ佐渡の景色を楽しんでいたでしょうか

帰りは見落とした花を探しながらユックリ下る事に致しましょう

    

オオカメノキ & オオミヤマガマズミ


タモかな?分かりません


ウワミズザクラ






何度か休憩を入れ、この梯子を上ればたて池の清水ももう近い

しかし、この先の下りが要注意個所です

慎重に慎重に、足を滑らせたら怪我では済みません


何時、追いついたのか埼玉から来たと言う男女8人のグループ

口々に「怖かったな~」「冷や汗が出た」を連発

そう、それほど気の抜けない沢沿いの下りでした




通って来た林道はこんな道

駐車地点から車で3・4分先、初盛ダムを過ぎた所で振り返りますと

金北山は、もうあんな遠くに


佐渡、最後の夜は旅館にと昨日、真野辺りの旅館を探しましたが

宿泊料の折り合いが悪かったり素泊まりを要求されたりで

明日の晩も車かと諦めかけた時

登山口に近い(かなり山奥)場所に一軒の民宿を発見

一か八かでしたが大丈夫との事でしたので予約をお願いした「桃華園」さんです

何はともあれ今日一日の汗を流し食堂へ

宿泊者全員(9名)が一つになって楽しい食事タイムがとれたのは

ここの女将さんの気さくさ故でしょう



    





お食事はこんな感じ

お酒の注ぎ方もも豪快です

この「金鶴」安い割に美味しくて佐渡の人達はこれを愛飲しているのだとか

新潟の銘酒と言えば越の○○・八○○・久○田が有名ですけどと言いますと

隣に座っていた今は兵庫県に住んでいる新潟出身と言う宿泊者が

「水ぽくて、あんなの飲む人はいないわよ」

私達はとかくネームバリューに囚われてしまいがちですが地元の人が言うのですから確かなのでしょう

よし、明日は金鶴を買って帰ろう


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