梅雨の晴間を利用して、いざ野反湖へ向かいます
気になるのは草津方面を覆う分厚い黒雲
通った場所が悪かったか「小雨」という場所を通過しますと、その心配は的中し
フロントガラスを雨滴がポツポツ
その状況は野尻湖へ到着するまで続きました
11時、あれよあれよと言う間にガスが垂れ込め大粒の雨に変わりました
殆どの人達が諦めて帰る中
取り敢えず車に入り
CDから流れるドボルザークの「チェコ組曲二長調」を聴きながら雲の行方を追います
演奏はロイヤルフィルハーモニー
「山深い野反湖にピッタリな曲ね」としばし伸びやかで清々しい旋律に耳を傾ける事1時間
今日の天気予報通り徐々に霧が晴れ12時ピッタリに青空さえ覗きました
辛抱強く待った私達の粘り勝ちです
同じ様に天気予報を信じて待機していた人達が動き始めました
露をタップリ含んだウラジロヨウラクが
アチコチにたくさん見られる、まるでハードルの様な階段を湖に向かって降りていきますと
ここは標高が高い事も有り未だ雪が解けずに残っていました
目の前は艶やかにレンゲツツジの原です
空も綺麗に晴れ上がりました
行けども行けども真っ赤赤です
湖の畔まで下りてみる事にしましょう
アッ、太公望ですね
何が釣れるのか興味が有りましたが聞くのは野暮ですね
太公望に声掛けは止めた方がいいでしょう
燃える様なレンゲツツジも綺麗ですが緑も素晴らしい野反湖
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ベンチに腰を下ろし静かなときを満喫するのでした
何度も振り返りながら車道に通じる道を目指します
車道とはいえ、自然の中に作られた道の両側は飽きる事の無い花の道
見つけましたよ
赤花イチヤクソウ & 鬼アザミ
私達はこれから二ヶ所、見ておきたい場所を目指します
八間山中腹のザレ場に咲くコマクサ
果たして咲いているか否か
時期が少々早かったので、もしかしたら未だかもしれないと思いながら登りましたが
ワー、咲いてましたよ
ここに咲くコマクサは濃い赤色をしています
勿論、自生したものでは無く地元の中学生が植えたものですが
今は株も増え広範囲に赤い花を咲かせています
花は次の項で載せますが白花も一株ですが確認できました
ここを更に奥に進みますと既に開花期を終えたシラネアオイの群生地も有ります
この時期は盗掘防止の為か通行止めのロープが張られていました
次に目指したのは弁天山
山頂を埋める紅サラサドウダンを主人に見せたかったのです
ただ、シラネアオイが咲く時期に見られるので遅いのは覚悟でした
何と嬉しい事でしょう
咲いていたのは登り口の一本だけでしたが見られただけでも満足としましょう
1655mの山頂を踏んだ頃には再びガスが八間山の山肌を舐めるように下降し始めました
雨の前触れの嫌な風も気になります
野反湖に戻る頃には取り囲む山々は完全に姿を消していました
本日の一浴は尻焼温泉です(500円)
流れる川がそのまま温泉で多くの入浴者を呼んだ尻焼温泉ですが
水着着用になった頃からすたれたのか今では探しても見つける事が出来ませんでした
有るならば、もう一度 入って見たい河原の温泉です
続く
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