秋の爽やかな風を受けながら開放的な台地を歩む足元にフーロが一輪
まるで微笑んでいるかのよう
「仲間がいなくて可哀そうね」と言ったら苦笑いに変わりました
ワレモコウもキリンソウも一匹姫
語りかける前に「寂しくないよ」と言われてしまいました
ウメバチそうもシャジンも最後の力を振り絞って咲いています
健気な姿ですね
「私達、元気よ」と言っているのは何方でしょう?
「あぁ、ナデシコさんとアザミさんでしたか」
「貴方はニガナさんですか?」
「やだなぁ、違いますって 私はコウゾリナ、遥々群馬からやって来ると言うから待っていたのに」
「おやおや、それはそれは・・・スマナカッタネ」
「老いてなお なつかしき名の 母子草」(高浜虚子)
写真は山に自生しているのでヤマハハコ
一見、地味な花ですが純白な若い頃、母の貫録で落ち着きを見せる中年期、ドライフラワーとして楽しめる老齢期
何と言っても名前がいい
私の好きな花の一つです
これはヤマラッキョウ
ゴクリと喉がなりました (失礼)
鉢伏山のハイライト
何と嬉しい事でしょう、最初まばらに咲いていたトリカブトでしたが第一見晴らし台で群落となりました
兜を被った勇ましい勇者の様なその姿
微妙に色をたがえ“イザ出陣”でしょうか
(群落を撮り忘れた私はバカでした)
9月の山、全く花を期待していなかっただけに嬉しい出会いでした
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