たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

楽々 高ボッチ山

2015年09月27日 | 登山




ここは標高1600mに有る高ボッチ高原

鉢伏山から高ボッチスカイラインを4~5分、走れば駐車場に到着です


ところで山頂は何処なのかしら?

ぐるり見渡すも其れらしき高みが見当たりません

案内図を確認しますと納得

駐車場から山頂までの標高差は僅か65mしか無いのですから






左に見えるのはたった今、歩いた鉢伏山

こうして見ると中々立派な山容ですね

何時の間にかススキに囲まれ足元のユウガギクは帯となって山頂に続いていました










アッと言う間に着いてしまった山頂

・・・ですが景色は一級品 壮大な眺めです

富士山も北アルプスも雲に隠れてしまいましたが

八ヶ岳も甲斐駒ケ岳も意外な近さで望めます

嬉しい事に三座同定する山々の殆どが足跡を残した懐かしい山ばかり

ここでウンチク

高ボッチのボッチですが、此処では峰を差すようですがアイヌ語で巨大な高原の事を言います

たかの峰?たかの高原?・・・ん?私の?

こんな面白い伝説もあります

昔むかし「だいだらぼっち」と言う巨人が京都の山を信州に運ぼうと藤蔓で背負いやってきました

ところが藤蔓が緩んでしまったので縛りなおそうと腰かけた時にウッカリ土がこぼれてしまったのです

まぁしゃあないかとそのままにして出来たのが高ボッチ山

さぁもう一踏ん張り

立ち上がろうと足を踏ん張った時に出来た足型が後に諏訪湖になりましたとさ

そんなお話しです

諏訪湖と言えば厳冬期の御神渡りが有名ですね


遠くに牧場が見えました

歩き足らない私達はその牧場を目指します








人影も途絶え静けさに包まれた高原に僅かに波打つ銀色のススキ

足元にはニガナやヤマラッキョウの花が咲きヒョウモンチョウがお食事の最中です

思わずゴクリ

この日はお弁当持参では有りませんでしたので

近くで買おうとしたところお店が見つからないまま高原に来てしまったものですから

私のお腹の中には鉢伏山の山頂で分け合って食べたサンドイッチとおビールしか入っていないのです

「もう少し先で、もう少し先で」は失敗の元と言う事を思い知らされました

おビール?(ノンアルコールですよ)










ノンビリ牛たちが草を喰む牧場までやってきました

アルプスを背に如何にも気持ち良さそう

この広大な草地は毎年、夏に行われる草競馬が有名です

勿論、見た事は有りませんが、きっと勇壮な戦いが繰り広げられる事でしょう






花はノコンギクとナギナタコウジュ

地味ながら名前に魅かれる捨て置けない花にカメラを向け駐車場へと向かいました


帰りに寄った望月に有る春日温泉(望月荘 源泉掛け流し 500円)

美人の湯のうたい文句通り「お肌すべすべ」の温泉でした

温泉に当たると、その日がとても幸せな日として締めくくられます

近くへ行ったら又、来てもいいねと思える温泉に満足し家に着いたのは20時でした


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コメント (12)
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