たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

天空の里 下栗 10/29

2015年11月12日 | アウトドア

山里の 闇の早きや 枯れ尾花



山の後は下栗の里のビューポイントを案内して下さるとの事

狭い林道の急な斜面を走る走る ぶっ飛ばす

どらさん、中々やりますね(笑)

村の最上部に建つ蕎麦屋「はんば亭」の駐車場に車を置き其処から登山道とも言える道を20分余り

気持ちが逸りますが踏み外せばチョットやばい事になりそうな細い道

ここは焦らず落ち着いて・・・




一度は見たかった「日本の里100選」 下栗

私が此処を知ったのは未だ数年前だったでしょうか

漸く夢の実現です

絶景は言うまでも無い事ですが見て下さい この斜度

説明に寄りますと最大斜度38度だそうですからスキーの上級者コース並みと言えるでしょうか

それよりも何よりも何時からこの村は存在したのか、それも気になります


これは二度芋(ハンバ亭の前の出店)

二度芋とは春と秋に収穫されるジャガイモの事ですが今は春のみとの事で

看板の名前も「コロコロじゃがいも」です


夕日がそろそろ山を紅く染めようとする頃、名残惜しくもお別れの時間がやってきてしまいました

楽しいと思える時間は過ぎるのが本当に早い


今日、予約してある「ひなた」に「夕景を見てから向かいます」と電話を入れ

少しばかりヒヤリとしてきた空気の中、大分、人数も少なくなった観光客と共にその時を待ちます





秋の陽はつるべ落とし、それを実感する様にほんの僅かな幕切れでした

冒頭の写真も此処での撮影でしたが夕焼けビューポイントと謳われる割に山の上部を紅く染めたに留まったのは

私達に運が無かったからなのでしょうか


       

車一台がやっとと言う村の中の道

漸くの思いで民宿に辿り着けば・・・










どうですか、この見事な夕焼け

真っ赤に染まるアルプスの神々しさ

色が褪せるまで立ち尽くす私は震えながらも只、一瞬のドラマに釘づけされるばかり

早めに降りてきて本当に良かった、運が無かったのでは無く場所が悪かったんですね

ここでまた一句、浮かびます

名残り陽の 余りに早し 鄙の里


今日の宿泊者は3組、6名です

民宿の畑で採れた野菜が主の素朴なお料理ですが、それがまた嬉しい


「囲炉裏があるから温まって行きなされ」

檜に似た香りの風呂にリラックスし部屋へ入ろうとした時に、女将さんに呼び止められます

16年前にご主人を亡くし、それからは一人でこの民宿を切り盛りしてきた事や

ご主人がいた頃には良く鹿を射止めてきてくれた事等々

女将さんの話は尽きません

明日は宿泊者が教えて下さった、もう一つのビューポイントに向かいます


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