たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

掃部ヶ岳(かもんがたけ) 1449m (榛名山隗最高峰)

2016年01月11日 | 
駐車場(9:35)硯岩(9:55)掃部け岳(10:45)昼食(11:15~12:10)

耳岩(12:30~12:50)杖の神峠(13:00)駐車場(14:15)






久し振りの山行

硯岩の下、吾妻荘脇の駐車場が出発点です

先ずは硯岩を目指しましょう


分岐点までは、およそ15分

ここは4度目ですが最後に登ったのが十数年前

私が忘れてしまったのか整備されたのか記憶が曖昧です






分岐を右に折れて急坂を5分硯岩にやってきました

湖側は切れ落ち断崖絶壁となっていますので、その分、榛名湖の展望は申し分ありません

今年もどうやら結氷は難しいかもしれませんね

私が10代の頃は幾つものリンクが造られ友人と連れ立ってスケートを楽しんだものですが

今はワカサギ釣りさえ難しく周辺の土産店に客の姿はなくヒッソリとした佇まいでした






薄っすら雪が張り付く山道を分岐点に戻り山頂を目指しますが

ハードル状の階段は登山者泣かせ

時折り階段に並行した踏み跡が現れれば「しめた!」と足を踏み入れますが

それも僅かで嫌でも階段歩きを強いられてしまいます


40分ばかり登って山頂に到着しました

以前、登った時には樹木に囲まれた狭い空間だった気がしますが

樹木を整理したのでしょうか先ず先ずの見晴らしです


東には榛名湖を取り巻く外輪山




南に目を向けますと西上州の山並みの上に小さく富士山を確認する事が出来ました

(上の写真では分かりずらいのでズームで引き寄せてみました)




西方向には大きく浅間山の雄姿です

噴煙も僅かに確認できますが今日は比較的、穏やかな様子


山頂は少しぬかるんでおりましたので先を急ぐ事に致しましょうか

登山道は笹原を掻き分けての下りに転じます

夏には絶対、歩きたくない道ですね


このまま下ってしまうとお弁当を開く場所がなくなってしまいます

再び開けた高台で榛名湖を見下ろしながらチョット早目のランチタイム

T君リクエストの白菜の漬物はアッと言う間に無くなってしまいました

(群馬の国府の白菜はお値段は少々高めですが、いわゆる白菜のブランド

  甘味があり漬けるととても美味しいのです)

   


耳岩に到着しました

岩に沿って凍土となった細い道を登り岩にとり付きます

T君は今年の干支の様な身軽さでスイスイ登ってしまいました

岩の上は3畳ほどの傾斜したテラスになっており一寸スリルが有りますが春、此処から下を眺めますと

一面、芽吹いたばかりの木々がまるで緑の海原の如く広がります

私がテラスにドッカリ座り何時までも、そのモワモワした海を眺めたのは、もう十数年前の事でした



耳岩から急下降して降り立てば林道が横切る杖の神峠

駐車場までは、ここから1時間以上かかりますが

自然の山懐を無う様に続く林道は未だ山歩きの気分 

「ほら、さっき登った耳岩がもうあんなに高いよ!」

「ほんとだ!あれは猫かなぁ?耳がちゃんと二つ付いてるね」

「アッ、木に鳥が・・・」

「オッ、アオオサムシが居る・・・」


そんな他愛も無い言葉を交わしながら歩いている内に前方に榛名湖が

T君、湖畔に駆け降り魚を探します

ワカサギは回遊魚なので見るためには粘らないと・・・ね


おや? 寝息が・・・

お疲れかな?

私も、久し振りの山歩き、少しばかり疲れました


アウトドア ブログランキングへ