たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

(続)山の団十郎・甲斐駒ケ岳(2967m)

2023年10月14日 | 心に残る思い出の山

続き

仙水小屋~甲斐駒ヶ岳~北沢峠  歩行6:37  休憩3:18 (所要9:55)

      

駒津峰(六合目)を過ぎ六万石迄の間は岩稜の痩せ尾根となりナイフエッジの様な岩があったりで岩登りが好きな私には楽しい場所だった。途中、巻き道と岩の直登コースに分かれ危険と有ったが、勿論、選んだのは直登コース。

 

     

 

いよいよ核心部に迫ると言う高揚した気持ちを抑えきれないまま気が付けば山頂は目の前だった。最後はザレた急斜面を一息で山頂。

8時、憧れてやまなかった駒ヶ岳の頂に遂に立ちました

ブロック組みの祠の脇の三角点にタッチ

生憎、ガスが出て富士山や北アルプス他は望めませんでしたが足元に敷き詰めたような白砂の美しさ、何よりも駒ヶ岳山頂に立てた事に満足満足。

 

 

アルプスの中でも圧倒的な存在感を持つ山と言ったらそれは甲斐駒ヶ岳と私は言うでしょう。

    

 

祠から右の窪地に雷鳥の親子を見つけました。好きがってに歩き回る小さな雷鳥を親は一時も目を離さず見守り続ける微笑ましい光景に私は何度シャッターを切った事か

帰路は摩利支天方面から鞍部を目指します。さらさらと足元から崩れていきそうな花崗岩の斜面をどれが摩利支天かしらと言いながら下るが結局分からないまま白砂に足を取られながら遮二無二下り続けていました。

 

 

摩利支天の頂には仏像が祀られ鉄製の錆びた剣などが置かれているそうです。今となっては確かめようも有りませんが、もしかして私の後方の岩山が摩利支天だったかもしれません(写真)。

4時半過ぎに仙水小屋を出発し北沢峠に戻ったのが14時25分、愛車の待つ広河原行の最終バス3時半に乗り無事、二泊3日の山旅を終えました。途中、明るいお婆ちゃんたちと一緒に入った日帰り入浴は気持ちがホッとしたものでした。