続き
避難小屋(0.30)9合目(0.25)7合目(1.00)5合目(0.40)3合目(0.42)1合目(0.25)登山口
所要3時間42分(休憩含めず)
今日は午後から天気が崩れるとの予報が有りましたが私達が下山するまでは マッ 大丈夫でしょう
同宿した登山者が出発したあとユックリ朝食をとっていますと一番乗りの登山者が到着しました
現在8時、4時半に入山したと言っておりましたから5合目辺りでようやく明るくなってきたと言う事でしょうか
人それぞれ、色んなスタイルが有るものだと思いながら8時10分、小屋を後にしました
飯豊連峰も見納めです
朝の澄んだ空気のせいか一際大きい大日岳にへばり付く雪がクッキリと確認されました
何時か登ろうと思いながら実現しない憧れの山、蒜場山
この先、登るチャンスが掴めるのでしょうか片思いで終わってしまうのでしょうか
行く手に昨夜、渓流会の方に教えて頂いた「日本一小さい山脈(櫛形山脈)」が霞んでいました
春には何種類もの桜が咲くらしい 此処も候補の一つに加えても良さそうな山です
左手に見える蒜場山とは此処でお別れ
池に差し掛かると先ほどの登山者が追いつき、アレヨアレヨと言う間に姿が見えなくなってしまいました
「まるでカモシカ並みだね」と言う私達は相変わらず亀の歩み
この素晴らしい景色に目もくれないなんて勿体ないと思うのは私達だけでしょうか?
8合目の水場に差し掛かった時、噂をすれば影 カモシカがジッとこちらを見ています
スッカリ冬毛に覆われて全身真っ白です
人馴れしているはずも無いとは思いますが間に谷を挟んでいる為か悠然と構えて動く気配すら見せません
中腹まで下れば冬を抜け出し再び秋がやってきました
遠い街並みを見下ろしながら歩くこの辺りは道も平坦で思う存分、秋を楽しみながらの散歩道です
赤や黄に、そして雪でひしゃげた木に感動し足を止める事しばしば
雪と言えば冠雪の二王子岳、想像さえ出来ませんが、きっと魅力的なんでしょうね
しかし、何時までも平坦な道では無い事は分かっています
油こぼしを慎重に下り急な階段を降りてもなお急坂は容赦が有りません
そんな時に気持ちを紛らわせてくれるのが秋のこんなもの
5合目辺りから足元を賑わしてくれました
その時、覗きこんだ雄さん
リュックの重みでスッテーン
こんな時、笑うのは不謹慎ですが亀が甲羅を下にして両手両足をバタバタしている姿に似ていて思わず・・・
雄さんもカメラに納めて置けば良かったと、しきりに残念がっていましたが
まさかアンコールなんて言えませんしね
1番目はカヤタケの仲間 2番目はクリタケ 3番目はナメコにみえますが幼菌なので?、クリタケかも
4番目はカワラタケ 5番目はヒトヨタケの仲間 6番目はスギヒラタケ
ふと視線を感じ辺りを見回しますと、またまた冬毛のカモシカです
暫く睨めっこ、動じないので何時までも居るわけにいきませんので私の負けとなりました
二合目の水場で大休止
木々の間を無数コゲラが飛び交っていました
野鳥の好きな夫婦にとっては申し分ない休憩地です
コゲラは我が家の庭にも時折りやって来ますがセイゼイ一匹
これ程の数を見たのは初めてでした
嫌な風が出てきました
私達は何とか間に合いそうですが
途中で擦違った登山者達や五合目で行き会った今日、小屋泊りの団体さんはもしかすると危ないかもしれません
そろそろ下りに入った方が良さそうです
下山したのは12時半
本当にノンビリ過ごした二王子岳でした
今日はこれから予約済みの鵜の浜温泉「潮風薫る宿・みはらし」で一泊します
地図で調べた時には新発田から左程、遠い感じがしませんでしたが
一般道を実際、走ってみますと、これが遠いの何のって
寄り道もしましたが4時間も掛かってしまいました
案の定、こんな時ばかり良く当たる天気予報です、新発田を出て直ぐに降り出してしまいました
夕食は海の幸が満載
三枚目は食後のデザート、アップルパイですが流石これまでは食べられずお持ち帰りと致しました
これで一泊一人8800円也 日本としては安いですよね
続く
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