まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

不器用な人

2020年05月14日 18時58分13秒 | 日々雑感
わたしの住んでいる地区では4月からゴミ出しのルールが大きく変わり、

集積所はカオスが続いているのだが

先日、資源ゴミの当番に出た母が、ルール違反のゴミを持ち帰ってきた。

ペットボトル、ビン・缶、段ボールしか出せない日なのだが

燃えないゴミの袋に入れて、スプレー缶や缶詰の缶など混ぜてある。

悪気はなかったのだろう。

缶詰の缶はきれいに洗ってあるし。

そう、この人はよく缶詰を食べているらしく

ツナ缶やサンマの蒲焼などがいくつも入っていた。

お酒のつまみかな。

まあ、そのことはいい。

缶詰の缶は、次の資源ゴミの日に うちのゴミと一緒に出せば済む。

問題はスプレー缶だ。

4本のうち、3本がほとんど中身が入ったままなのだ。

無香料ヘアスプレーはきれいにガスが抜けていて、完全に使い切ってあるのに

害虫駆除のスプレーは3本とも、ほとんど使われていないのだ。

このガスを抜くのに、わたしは大変苦労した。

なぜなら、スプレー部のレバーが全て壊れていたからだ。

どうして使いもしないスプレーを何本も買ったのだろうと思ったが

使わなかったのではなく、使えなかったのだろう。

レバーを壊してしまったから。

壊しては新しいのを買って、また壊しては新しいのを買って。

そして、未使用のスプレー缶が3本たまってしまった、と。

なぜ壊れたかと言えば、たぶんこの人は虫が嫌いなんである。

当たり前の推理ですが。

虫が出ると、慌ててふためいてスプレーを手に取るので

うっかり落としてしまうんじゃないだろうか。

もしくは、いつでも使えるように玄関に置いてあるのを、場所が場所だけに蹴飛ばしてしまうか。

いずれにしても不器用な感じがする。

なにより不器用だと感じるのは、こんなに何本も壊しているのなら

別の商品を買えばいいのに、頑なに同じ商品を使い続けていることだ。

それともよっぽど効き目がよいのだろうか。

あんまり、虫を目の敵にしてほしくないけど。

ご近所のどこかに住んでいる人だけど、伝える術はない。

コメント
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