柿の実

旅のこと、大好きな猫のこと、おいしい食べ物のこと、
日々の諸々をつづりたいと思います。

ミュシャ展へ

2017-06-12 | 折々
2ヶ月以上前の事です。

桜の咲く頃国立新美術館のミュシャ展に行きました。



人気のある画家ですから混むことを予想して、開館前に並んだおかげでスムーズに入ることができました。

ミュシャは女性の絵も素敵ですが、柿の実は「スラヴ叙事詩」がとても見たかったのです。



スラヴ叙事詩は20点の作品から成り、どれも大作です。

上の絵は、写真を撮っても良い部屋に展示されていた「イヴァンチツェの兄弟団学校」



これに描かれている若者はミュシャ自身と言われています。


「聖アトス山」


「ロシアの農奴制廃止」

ヨーロッパで最も遅れていたロシアの農奴制は1861年に廃止され、人々が自由を獲得して喜んでいる場面が描かれています。


「スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い」

この作品は、未完成の作品です。


「スラヴ民族の賛歌」

スラヴ民族の勝利のヴィジョンです。

真ん中あたりに描かれている黄色く輝いている人々は、スラヴ民族に自由と平和と団結をもたらす人々です。



何年も前ですがチェコに行って、スラヴ民族への弾圧を強く感じ、ミュシャの芸術家としての戦いを思いました。



スラヴ叙事詩が日本に来ると知って是非見て見たいと言う思いに駆られました。

素晴らしい作品を見ることが出来てとても幸せでした。



友人を誘っての美術館でしたので、ランチは美術館にあるカフェへ。

カフェと言ってもポールボキューズのランチです。

チェコに因んでチェコ料理のグラーシュを美味しくいただきました。

美術館でも終わりはやっぱり美味しい物でした。



コメント
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