昔から信仰のお山だった高尾山には、たくさんの天狗伝説があります。
高尾山が開山されたころは、今と違って薬王院への山道もまだ険しく、
特に足腰の弱い人々や年寄りにはたいそう難儀な山だったのです。
そこで、高尾のお山に住む天狗達が集まり、相談の結果、道普請をやろうということになりました。
道普請とは言っても天狗様のことですから神通力で参道を見る見るうちに作っていったのです。
しかし、もうすぐ高尾山薬王院というところにきて、その道つくりは、はたととまってしまったのです。
それは一本杉と呼ばれる大きな杉が、四方に根を広げて、道のど真ん中に居座っていたからです。
天狗達は困り、相談したあげく「我らの神通力とてこれは無理。今日は日が暮れる。
明日は、あの杉を切り倒して進むことにしよう。」と結論が出ました。
天狗様達のこの相談話を聞いた一本杉はさあ大変、せっかくこんなに大きくなって高尾の山で大いばりでいるのに、
こんなことで切り倒されてはかなわない。
一夜のうちに身をすぼめ、道の邪魔にならぬようにと
どっこいしょとその大きな根をどかしたそうです。
その動く姿がなんともたこのようだったとか。
おかげで参道は、邪魔もなく見事に完成したそうです。
それ以来このたこ杉は「道を開く」ということから開運のご利益があるといわれています。
(高尾通信より)
たこ杉の写真もパノラマ写真にしてみましたが、迫力に欠けます。
本当はもっと見上げるような140歳の木なのです。
高尾山が開山されたころは、今と違って薬王院への山道もまだ険しく、
特に足腰の弱い人々や年寄りにはたいそう難儀な山だったのです。
そこで、高尾のお山に住む天狗達が集まり、相談の結果、道普請をやろうということになりました。
道普請とは言っても天狗様のことですから神通力で参道を見る見るうちに作っていったのです。
しかし、もうすぐ高尾山薬王院というところにきて、その道つくりは、はたととまってしまったのです。
それは一本杉と呼ばれる大きな杉が、四方に根を広げて、道のど真ん中に居座っていたからです。
天狗達は困り、相談したあげく「我らの神通力とてこれは無理。今日は日が暮れる。
明日は、あの杉を切り倒して進むことにしよう。」と結論が出ました。
天狗様達のこの相談話を聞いた一本杉はさあ大変、せっかくこんなに大きくなって高尾の山で大いばりでいるのに、
こんなことで切り倒されてはかなわない。
一夜のうちに身をすぼめ、道の邪魔にならぬようにと
どっこいしょとその大きな根をどかしたそうです。
その動く姿がなんともたこのようだったとか。
おかげで参道は、邪魔もなく見事に完成したそうです。
それ以来このたこ杉は「道を開く」ということから開運のご利益があるといわれています。
(高尾通信より)
たこ杉の写真もパノラマ写真にしてみましたが、迫力に欠けます。
本当はもっと見上げるような140歳の木なのです。