УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『チェブラーシカ』

2010-12-20 20:10:35 | 映画
映画「チェブラーシカ」&「くまのがっこう」予告編


今日は、ついに(笑)しずはた君を病院へ!!
朝から、何気に逃げ場を限定して、今回は割合とスムーズに捕獲成功しました、しかも無傷(爆)
しかし、移動中、まー五月蠅いわ、五月蠅いわ!!
でもって、歯石取りとかもあるので一晩入院となりました。
キョーアクな猫なので、ご迷惑かけてないといーのですがねぇ~。
と、キョーアクなしずはた君ですが、朝だけは可愛いんですよ(笑)
朝だけは、人の足元に寄ってきて、うにゃーん、ゴロゴロスリスリとしてくる、もちろん目当ては、ごはん(爆)
喰ってしまえば、もう凶悪ネコに早変わり、という状況でございます。

で、その後は、「チェブラーシカ」を見に行ってきました。
知らずに行ったら、なんと今日は1000円で見られる日だそうでして。
あー最近、なんかこういった「サービスデー」に偶然当たる事が時々あって、嬉しいなぁ~♪
さて、「チェブラーシカ」です。
1960年代に作られた、ロシアのストップモーションアニメーション作品でございます。
日本でも数回公開されていますが、今回のはなんと、日本で作られた完全新作!!
という事で、どーなっているやらかなり不安でございました。
で、この映画、日本語版とロシア語版がありまして、それぞれ上映時間が異なるのです。
っていうのは、オリジナルのチェブの第一話「ワニのゲーナ」のリメイクを完全に上映するのがロシア語版、ダイジェストなのが日本語版、という事なんだそうでして。
あーロシア語版見たかったけど、ほんと都会の一部でしかロシア語版の上映がないので、とりあえず日本語版にて。
で、そのダイジェスト、かなーりダイジェストでしたよ~(泣)
でも、ほとんど見事に、そのまんま!!リメイクしてましたな!!
もちろん、街中のポスターとか手紙の文字とかは全てロシア語で書かれていました。
パシャクリフが投げるのもちゃーんとスイカの皮!!(日本だったらバナナの皮にツルッと滑る、というギャグの場面で)
で、その後は話の方も新作で、町にサーカス団がやってきて、という話でした。
という具合で、かなり忠実にキャラも美術も小道具も作られていましたが、動きはよりスムーズで、「動かしている」という感じがなく、本当に「動いている」という感じでした。
声の方も、大橋のぞみちゃん(だったか?)けっこう、上手いですね~、違和感なかったよ、チェブの声!!
という感じで、かなり頑張ってました、が、が・・・
やはり「かわいい」が全面に出てたなぁ~という印象も。
もちろん、かわいいでいいのですが、チェブのロシア版の魅力って、かわいいと同じくらいに切ないとか寂しさ、っていうのがあると思うのだ。
寂しさ、っていうのもあるにはあったけど、日本語版だと最初からゲーナと親友になってる状態でお友達もいる、状態なのでねぇ~。
チェブというかゲーナの魅力、はかない、っていうか大きな嵐の影でひっそりと息づく一輪の野の花、しかしその花はひどい風の前にあっけなく折れて飛ばされてしまう・・・
けど、嵐が去って日が差すと、折れた茎からまた小さな葉がひっそりと伸び始めているのを見つける、よーなそーいう感じ(←判るか!!)
そーいうのがなんか、ないんだよね~、今回のはあくまでポジティブっていうか、理不尽なところがあっても、それに反抗したりせずにひっそりと受け入れていく、みたいな感じな。
まぁ、時代が時代だし、仕方ないのかもしれないけど、ロシアっていうかソ連時代ならではのそういう人々の姿がほとんど消えていたのはさびしいのぉ~。
また、庶民の小ずるさというか、しぶとさ、そーいうのもなかった・・・でも、これは一話目のダイジェストしか見てないので完全版では違っているのかもしれませんが。
正義は勝つ!!じゃないけど、頑張れば、正しく、努力して生きれば、絶対に報われて幸せになるんだ!!みたいな感じがあって、そのあたりが「ソ連感覚」的に、なーんか違うんだよな~(笑)
まぁ、外面的にはそう歌っているけど、内面は違う、っていうところが感じられるところが、そのやるせなさ、というか切なさ、それでも自分に正直に生きる、っていうところがチェブっていうかゲーナの魅力だと感じるのですが・・・
ま、時代も国も違うから、もう仕方ないのでしょうがね~。
と、かわいくていい話ではあるけど、物足りない(爆)
でも、本当に当時のチェブに忠実に作ってますよ~、脇キャラも美術にしても、チェブの元映画の他の話から持ってきたりして、見ている人には判る!!という感じでした。
あ、あとラリースカが沢山出て来たのはよかったですね~(笑)


↑ 駅に向かう途中で見えた、富士山


コメント (2)
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