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УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『グリーン・インフェルノ』 

2016-02-12 18:30:52 | 映画


前売りチケット買ってきました!!
三島の美術館で見てきたのと、同じ内容だろう、と思ってたけどフライヤーとかみると、結構まだ見ていない写真が沢山あったよぉ!!
ふふふふふ(*´∀`*)

でもって、最近公開の話題の映画といえば(?)「オデュセイ」ですよね。
結構、私の周囲の普通に映画好きの皆さんも「みたい」って言っております。
原作を先に読んだSFマニア系の方によると、原作はかなり良かったらしいです。
まぁ、私も見に行くは行くだろうけど・・・と、思っていましたが、何気にTV用スポット広告的な予告をみたら・・・
「ええええ~っ!!!ショーン・ビーンが出てるのっ!?」
と、態度が180度早変わり(爆)
こ、これは見なければなりませっんっ!!!!
いや、映画館で流れてる予告では出てこなかったからなぁ、ショーン・ビーン。
しかし、ショーン・ビーンと言えば・・・
「出てくると、まず死ぬ俳優・第一位!!!」に輝いている人でもありますから、しかも今回の映画は宇宙ネタとなると、多分死亡率高そう・・・^_^;
うーむ、「死ぬ」方に5000ポイントっ!!!(爆)

と、言いつつも、昨日見てきたのは「オデュセイ」じゃなくて・・・
「グリーン・インフェルノ」でした(爆)
一応、予告を貼りますが、結構血まみれなので注意して下さい。


イーライ・ロス監督カニバル・ホラー『グリーン・インフェルノ』 日本版予告編


この映画、都会ではもう昨年の内に公開されていたそうなんだけど、地方なんで今頃でございます、まぁやるだけいいか。
この映画は、「食人族」という1980年代に日本で公開された映画、この流れ(?)を組む作品で、こちらを見ているとなお楽しめる(?)そうなのだが、私はあらすじしか知りません、この映画、っていうかあらすじだけでお腹いっぱい!!状態ですな^_^;
アマゾンの奥地に、まだ現代の我々の文明とは接点の無い原住民の人々がいて、その人々は「食人」の習慣も持っている、そこに愚かな現代人がふらふら迷い込んだら、あら、大変!!という感じの映画ですな。
ってわけで、以下、ネタバレとグログロあるのでご注意を!!
確かに、残酷描写が多いです、目を背けたくなるような・・・
飛行機事故で、頭が串刺しとか、矢で喉を射抜かれ、から始まり、まだ生きているのに、そのまんま目玉をくり抜き、舌を切り取られ、手足を切断され、肉とされていく人間、
喉切り裂いて自殺、蟻攻め、とかとか、まぁいろいろあってよく出来てます^_^;
でも、この映画って、実はそれだけじゃないんだなぁ~と思ったりもしました。
結構、話のスジ的に説得力があってよく出来てるんですよ。
基本は、「おバカな現代若者が禁断の地に迷い込み、一人一人惨殺される」という、アメリカタイプのホラーの定石を取りつつも、インターネットの力、映像の力とそれを過信しすぎる若者や、反面それで命拾いしたりとか、そういう対比も上手いし、主人公がフルートの才能がある、とか、ジャガーの伏線も使い方もほぼ完璧です。
で、私が感じたのは、「これは食べ物である、食べ物ではない(食べられない)」という境界線ですね。
日本人はクジラやイルカを「食物」として食べる事にあまり抵抗はない、でも欧米人はそれが残酷だと言う。
韓国では犬を食べる習慣がまだある、日本人(一般的な)にはそれは信じられない、
しかし、「マグロの解体ショウ」は立派にイベントとして成立している、でもの場面は見たくない、とかとか。
この「殺して食べる」「食べられない」のその境界線はどこにあるのか?っていう答の一つがわかったような気がしました、この映画を見て。
その答は「感情」だと思いました。
「食べる、殺す」側の、感情。
コミュニケーション、言語による理解とかも、もちろんあるけど、それ以前に「感情」だと思いました。
自分と、自分たちとその殺して食べる相手にどれだけ同一視するか?
このあたりにあると。
笛の音で、原住民の少年と感情を交わす事が出来た主人公は、少年にとってはもう「食べ物」と見る事ができなくなったんだろうなぁ、と思います。
それ以外の人間、彼女の仲間たちは言葉も通じないし、自分たちの村を荒らす悪い奴らだから殺して、その肉を食べるのにも全く問題ないんだけど、自分と感情を共有出来た主人公だけは、彼らとは違うんですよね。
獲物ではなくて、自分にもっと近い存在になった、と思ったらもそれは食べられないのではないだろうか?と思うのだな。
最初にアフリカでの女性割礼に対し、憤慨していた主人公は、「可哀想」「気の毒」だと思ったのだろうけど、それでは感情を共有した事にはならず、それではアフリカの女性たちを救う事は出来ない、というのも見えてきたような気がします。
ラストも、なんつうか普通に考える展開と正反対なんだけど、私は彼女の決断がなんとなく判ったような気がする。
彼らの世界では彼らが絶対正義!なんだからね、その中に踏み込んだ自分たちが悪い、的なそーいう感じかなぁ?
とかとかと、異文化との交流とかについてもいろいろ考させられました。
「アバター」なんかよりも、かなりこういう点については深い考察の映画だと思うよ~。
そういえば「アバター」って、その後全然話も聞かないけど、当時熱狂的にこの映画を支持して、騒いでいた人たちはどうしてるんだろうかねぇ?

コメント (2)
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