УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『犬に名前をつける日』

2016-02-15 11:28:11 | 映画
インフルが迫ってきました~。
潜伏期が短くて1,2日、長くて4,5日、って事なので、うーむお篭りの準備でもしようかなぁ~。
少しでも熱でたら、仕事休むよ、私は(笑)

で、日曜は、一年ぶりにミニシアター系映画館の会員証を更新してきました。
昨年は、うっかり期限切れで申し込みしそこなって、一般だったのでね~。
会員だと1800円⇒1400円(平日は1100円)なんだよね。
ただ、このミニシアター、二週間で5作品くらいやってるので、当然全部は見切れないんだよねぇ・・・
大手で作ってる映画と違って「ハズレ」(というか私の好みではないのが明らかな映画)が予告だけでは見極めにくいので、選択が大変なんだよね、ミニシアター系のって。
で、会員になると2回分無料で見られるので、早速その1回目で見てきたのがこちらです。

映画『犬に名前をつける日』予告編


ほとんど前情報なくて、多分小林聡美さん主演だから、シンプルでしみじみな犬と飼い主の話、「物語」なんだろうなぁ、と見始めたら・・・
ま、マズイ!!!これ、ドキュメンタリーじゃんっ!!!
しまった!ハンカチ(というか私の場合はてぬぐい)カバンの中ぢゃ!!!
この映画館って、ガサゴソ出来ない雰囲気の場所なんだよねぇ、やばいなぁ・・・と、思いながら見てました。
っていうのは、こういう映画って私は反射的に「号泣」する人だからさ^_^;
架空、物語ならなんとかこらえられるですが、ドキュメンタリーとかで動物が悲しい目にあっているのって、もう号泣しちゃうタイプなんですよ。
「犬と猫と人間と」シリーズも、号泣したし、「犬の映画」も最後のシーンだけで号泣^_^;
反面「犬と私の10の約束」とかはしらーっとしてましたがね^_^;
という感じで、恐る恐るみました、この映画。
でも、この映画って完全にドキュメンタリーじゃなくて、85%ドキュメンタリー、15%くらいはドラマっていう感じで、そのドラマ部分で冷静に戻れるので泣かずに済みました^_^;
主人公の小林聡美さんは映画監督っていうかデュレクターという役柄を演じていて、彼女が「犬の殺処分」についてドキュメンタリーを撮ろうと思って、自分がいろいろな人や施設を取材して、映像を作っていく、というのを演じている、で、元彼とか以前飼っていた犬とかを通してのどのドラマ部分が結構クサイ^_^;というか、わざとらしい(他がドキュメンタリーなので、尚更際立つ)ので、そこで覚めて冷静に見られるというか(笑)
という感じで、バランス的には浮いてるというような気もするけど、私的にはCMで一息!的で助かったというか(苦笑)
以前、「捨て犬を救う街」シリーズを初めて読んだ時、この映画とこの本は似ているなぁ~と思いました。


この本は「普通に犬好き、動物好き」な作者が、日本での犬猫の殺処分についてのレポートの本なのですが、この作者の立ち位置と、この映画の小林聡美が演じるデュレクターの立場というか状況が似ているような気がしました。
この本を読んだ後、一番に思うことは、
「では、私は何をしたらいいのだろうか?」ということだと思うし、作者へ寄せられた感想文にもそれが多かったそうだ。
「何をしたらいいか?」→「考える前に動け!」というのが、それに対するこの映画での回答だったようにも思いましたな~、ってそういえば「グリーンインフェルノ」にもあったなあ、これ(爆)
実際に現場をある程度知っている人にとっては、「新たな発見」的なことはあまりない、といえばないのかもしれませんが、それでもこの映画を見た人はたぶん、絶対にこの映画や日本の犬や猫の現状を忘れないと思う。
何かの時には思い出すだろうし、それを他人に語る事が絶対にあると思う。
そして、きっとペットショップで子犬や子猫を買い求めることはないであろう、と思う。
日本という国は、結構「清潔で綺麗な街を皆が作っている」「犯罪が少ない安心な街」とかといろいろとすばらしいと絶賛されているんだけど、動物に関することに関しては決して諸外国から褒められる事はないと思う。
イルカ、クジラを食べるとか以外にも動物福祉に関しては非常にお粗末というのは事実でございます。
それでも、確かに進歩はあるなぁ、と思うんですよ、10年前と比較しても確かに。
その一因は、犬や猫と暮らす年代が変わってきたというか、以前の犬や猫に対する意識の人間が変わったというよりも、新しい意識を持った若い世代が主流になってきたからではないか?と私は思うんだよね~。
犬や猫は所有物、「モノ」である、という時代から、家族にであるのが違和感なく当たり前である、という考えで成長してきた人々が増えてきてその人たちが動物にかかわるケースが多くなってきた、そのあたりにもあると思います。
それはやはり、その昔の犬や猫がモノとして扱われてきた時代に「それはヘンだ」と、声を上げてきた先人たち、当時はその先人たちの方が少数派で「変な人」だったのが、その人たちの声が届いて育った世代が主流になってきたので、それがスタンダートと思える人が増えてきた、っていうことかなぁ?
要するに「教育」の成果ではなかろうか?とも思ったりもしました。
しかし、猫400頭近く保護しているところの「猫絨毯」はすごいものがありましたね~^_^;
あぁ、あの輪(?)の中に入ってみたい・・・(爆)
うちの千波も、元繁殖屋のとこの犬だったんだよね~・・・
苦労していたわりには(5年間ほどバリケンに閉じ込められっぱなし)手のかからんいいヤツである、まぁビビリンだけどね。

で、この映画に話を戻すと、主演の小林さんは普段はわりと「年齢を感じさせない」美魔女じゃないけど、わりと素なんだけど綺麗な妖精系な女性的な撮られ方、女性から見て「憧れ」的な撮られ方が多いような気がしましたが、この映画では役柄的なせいもあるけど、ばっちり「普通の年齢をある程度重ねた人」的な感じになってたなぁ、ほうれい線とかけっこうばっちり出てましたが。
でも、この映画の役柄的にはそれで正解であったと思う。
結果的に、号泣はしないですみました(笑)
なんか「可哀想な映画は見たくない」という人もいるだろうけど、それだけではないいい映画なので、機会があったらぜひ見て下さい。



コメント
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