УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

食虫植物・シンカのからくり

2020-12-16 20:19:36 | 多肉植物&その他植物
↑ ふじのくに・地球環境史ミュージアムの今年のツリー
・・・なんかフツー、つまらん(←暴言)
去年はサメの展示だったんで、ツリーのかざりがサメ関係だったので今年は食虫植物だっ!!
って期待してたんですがね~・・・
まぁ、食虫植物のオーナメントなんてねーか、普通

てわけで、ふじのくに地球環境史ミュージアムの特別展「食虫植物ーシンカのからくりー」をみてきました。

すごいっしょ、この飾りつけ!!
からくりだけに、からくり的に歯車を持ってきたんだね~、おシャレ~!!


しかし、ぶる下がってるのはウツボカズラ^_^;;

てわけで、食虫植物+冬虫夏草の特別展です。
75%くらいが食虫植物、25%くらいが冬虫夏草って感じかな?
食虫植物は普段だと「食べられる側」の植物が「食べる側」の昆虫(場合によっては小動物まで)を食べちゃうという逆転劇というか下克上、冬虫夏草もキノコ(菌)が虫を栄養源にしちゃうって事だし、少数派・特殊な生態の生物であるわけで。
食虫植物はその仕組み、とかも詳しく説明されていて、補食シーンの超高性能動画とかも見ごたえありますよ~!!
ハエトリソウなんかはわりと見るけど、ムジナモの補食シーンなんかはかなり珍しいですね~!!
で、その仕組みだけでなくて、何故そういう生存戦略を取るようになったのかどこからそう進化していったのか?をゲノムレベルから説明してくれています。
普通に「仕組み」だけなら、図鑑とか食虫植物の育て方みたいな本とかでもわかるけど、どこからどのようにそのような仕組みに変わるのか?ってとこまで追求しているところがやはり「科学」「博物館」だなぁ~って感じ。
私がここで書いてもそのすごさは伝わらんのですが、植物というか生命の凄さを思い知らさえた感じです。


これはウツボカズラ系の「シビンウツボカズラ」

シビンってわかるかな~?漢字で書くと「尿瓶」^_^;;
形もまさに女性用の尿瓶だね~^_^;;
これ、原猿類のツパイの糞を栄養として使っていて、この葉?の上にツパイが便器に乗るみたいな感じに腰かけてフンするんだって!!
見てみたい・・・


これなんかは、根っこに見える部分が捕虫のための葉なんだそうで。
この根みたいな部分に入り口があって中は迷路になってて虫を閉じ込めちゃうそうな。

あ、そういえば私は「ムジナモ」と「タヌキモ」って和名似てるし両方とも水草的雰囲気だしお仲間かと思ってましたが、実は違っていて虫のとらえ方も違う。
ムジナモはハエトリソウタイプで、葉を閉じてその間にミジンコみたいな生物をとらえるけど、ムジナモはスポイトみたいに水と一緒に吸い込んで捕らえる。
ほぉぉ~って感じでしたなぁ。




お洒落なインテリアみたいだねぇ~


冬虫夏草はどちらかというといろんな種類の標本を展示、って感じで
食虫植物ほどその「仕組み」に関しての説明は無かった。
それだけその生態が解明されていないのかも・・・まだまだ珍しいもんね。


ナマ食虫植物はこんな感じでテラリウムみたいな展示でした。
以前、もっとたくさん大きいの展示してたからそんな感じかな?って思ったんだけど。
で、今回はそういう感じで「理科的」な感じで「育て方」とかみたいな園芸的展示はあまりなかった。
けど、図録には「写真の撮影の仕方」みたいな裏話もあって面白かったよ~
しかし、講演会はすでに満員でございましたT^T
コメント (2)
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