УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

東大阪市郷土博物館に行きました

2023-04-03 21:03:23 | 土偶・縄文・考古学
先日、大阪に行ってきたのは、東大阪市にある3月31日で休館となる二つの考古学系博物館に行きたかったからです。

一つは東大阪市郷土博物館。
近鉄奈良線の瓢箪山駅から歩いて20分くらい。
まあ、歩いて歩けない距離ではあるが、このあたりレンタサイクルのHello Cycleが使えるんで自転車で行った方が早いな〜、とかと思ったがのんびり歩きにした。
で、瓢箪山って言うのは生駒山周辺にある瓢箪型をした山だそうだが地表から見る分には全然形はわからない。
で、博物館はその瓢箪山の麓って言うか実は中腹じゃねーか?ってあたりの斜面にあるんで延々上り坂で。
こりゃ、徒歩で正解だったなー。


老朽化により休館、って事だが外見はそんなに古くは無い。
昭和47年設立。

このあたりは古墳も多いそうです。


常設展と特別展やってまして、特別展は

昭和の道具を調べてみよう!ってわけで、民俗学的な展示かなー。
しかし、昭和って言ってもかなり幅あるわけで、結構まだ電気を使わない道具とかも多かったねー、炭を使うアイロンとか。
今じゃ、電気のない生活なんて考えられないが、そもそも電気使わない生活の方が年月的には圧倒的に長かったわけだし、それでも人々は毎日普通に生活していた。
もし電気がなかったとしたら、こうやればいいのかー、みたいに思いながら見てました。
電気の出現、つうか発見?が人類にとってはプロメテウスの火的な事なんだなー、と思ったりとか。
写真撮影はOKなんだけど、ネットにあげてはダメ、って言う噂も聞いたんで、個人のお楽しみ?にしておこう。
足踏みオルガンとかあって、メーカーがYAMAHAだったら嬉しいなあ、と思ったが無印でありました。

常設展の方は、考古学&歴史系。
石器時代からこのあたりには人が住んでいて、わりと山沿い地域で遺跡が発見されるケースが多いみたい、だが、かなりしっかりした貝塚もあり、今より海が近かったのかな?
牡蠣や鮑の貝殻も残ってます。
が、なんとカワウソの下顎の骨が展示されてました!
って事はニホンカワウソだよねっ!!
縄文時代の屈曲葬された人骨なんかも、わりと普通にガラスケースに入って展示されてたりしてね。
縄文土器はわりとシンプルに模様が刻まれてるくらいで、八ヶ岳や新潟みたいなデコデコしたものはないですね。
そのまんま、弥生土器に移行しても違和感無い感じで。
土偶もありましたが、ほーんとシンプルな感じで。クリスマスのジンジャークッキーみたいな感じです。
他にも動物型土製品とかありましたが、面白いのは十字型土製品!
十字架、っていうより4本のヒトデみたいな感じで。
何を思って、なんでこれを作ったのかなあ、この地の縄文人は。
あと、ヤカンみたいな注口土器もありましたが、形や口のついてる位置がなーんか他でみた注口土器と違うんだよね。
なんに使っていたんだろうかねぇ?
古墳があるから埴輪もあるんだが、なんか脱力系なほのぼの系はにわでありました。

で、最後なんで以前の特別展のパンフと絵葉書買いましたら、なんと伝票を切ってくださいましたよ〜
とことんアナログ〜いいのお・・

まあ、新しいとは言えないけど、それはそれで味のある展示物だしこれをお蔵入りさせたままにするのも勿体ないし、新しい展示場所を作って、地域の財産としてまた見せていただきたいねぇ。
維新市政だと切られちゃうのかねぇ、こういう博物館とかは・・



コメント
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