新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

9月28日 その2 「閃き」が当たった

2019-09-28 19:24:38 | コラム
W杯ラグビーで日本はアイルランドに勝った:

ヘッドコーチも選手たちもつい先日まで世界のランキングで第1位だった「アイルランドに勝つ」と自信ありげに言っていたので、本当にそうなるかどうかを楽しみに見ることにした。しかも、試合開始前の画面からあふれ出ていた雰囲気からの閃きは「日本代表の勝ち」と出ていた。しかも、アイルランドはエースだというセクストンだったかを体調不備で出さないというのでは、尚更その閃きが当たりそうな感が濃厚になって行った。

いきなりトライを2本取られたが(1本はゴールキック成功)、私は「これでも少なくとも負けはない」と確信するようになって行った。先日は「アイルランドのあの体格を有効に使っての突進を続けて攻められては、我が方の体力が消耗するのでは」との懸念を表明しておいた。アイルランドもその戦法で向かってきたが、案外に我が方の外国人選手たちを活かしたデイフェンスには効果を発揮せず、それに加えて無用なハイパンというかキック多用する攻め方が効果を発揮しなかったし、バックス間の綺麗なパスの展開もなく徒に相手に攻撃権を渡してしまうだけの結果に終わった。

それだけに止まらず、アイルランドは球扱いが意外に粗雑で落球が多く、チャンスを逃すし、ターンノーバーを繰り返していたのも敗因の一つだと思うのだ。日本のデイフェンスみあれほどキック多用のオフェンスが通用しないことくらいは、事前にスカウティングが出来ていなかったのかとすら疑わせてくれた。「たられば話」は無用かも知れないが、スタンドオフの田村がペナルテイーキックを2本失敗していなかったら25対12で我が方の楽勝に終わっていたかも知れないほど、アイルランドの戦法というかゲームプランは粗雑だったと思う。いや、その批判の前に我が代表の健闘を称えるべきかと思う。

このW杯では諸外国の強豪は意外に思わせられたほどキックを多用して(むざむざと)相手に攻撃権を与えているように思えてならなかった。それ以外にも疑わしいと思わせられた現象に、本日のアイルランドの単調な攻め口を見るにつけても、彼らはどれほど綿密にスカウティングをしているのかと疑いたくなった。それとも、彼らはアメリかではあれだけ発達しているヴィデオその他の機器をフルに活用するスカウティングの手法を確立させていないのかなと思ってしまった。

残る強敵はスコットランドだと思うが、このまま順調にいけば予選リーグを勝ち上がっていくのは当然のような気がする本日の勝ち方だった。本日のように堅固なデイフェンスも良いが、もう一段決定力を上げれば、もっと良くなると見た。例えば、松島をFBに下げて福岡を使ったようなオフェンスも良いかなと思っている。兎に角、アイルランドを負かしたのも「天晴れ」だったが、「閃き」が当たったのも気分が良かった。何処かで「ラグビーには番狂わせはない」と言った解説者がいた記憶があるが。



これでも残暑というのか

2019-09-28 07:44:50 | コラム
猛暑の中でのオリンピックとなるか:

このアパートのエレベーターで上層階から降りてきた人や、バス停で出会う見知らぬ人たちからも「暑いですね」と声をかけられることが多い。このアパートでは昨日も本28日でも、早朝5時の室内の温度は27度Cだった。もう9月も終わりに近く間もなく10月が来るというのに、この暑さは尋常ではないと思う。昨夜も冷房をかけて寝なければならなかった。目下、W杯のラグビーの花盛りだが、諸外国からやって来た選手たちは我が国の秋がこれほど暑いものだと予測しておられただろうかなどと、ついつい気になってしまう。小泉環境相には口先だけではなく行動でこの事態に対処して貰わねばなるまい。

W杯のラグビーは秋が深まるのと同時に進んでいくのだから未だ良しとしても、来年の8月になるオリンピックはどういうことになるのかと、余りオリンピックに関心がない私ですら気になってしまう。特に温暖化とやらの為かどうかは知らないが、未だに続く暑さと今年我が国を襲った台風の数の多さも気になるのだ。もしも今年並みの暑さとなった上に15号のような猛烈な台風がオリンピック期間中に関東地方に上陸でもしたらどうなるのだろうかなどと、無駄になって欲しい心配までしている。

温暖化というのか熱帯化などかは知らないが、ここ数年の夏の暑さは異様である。思い切り高齢化した当方などは無理に外に出ないから何とか切り抜けてこられたが、あの暑さの真っ最中にオリンピックを開催するとは「狂気か」とか「正気の沙汰ではない」という批判は何度も聞いた。甲子園の野球を8月に開催することだけに対しても批判的な意見は多かった。本当かどうかなどは知る由もないが、出場した高校生に事故があったの報道はなかった。だからと言って、異国から来るオリンピックの選手や観客が無事に過ごせるという保証はないだろう。

先日行われたオリンピックのマラソン選手を決めるMGCとやらも、テレビ中継を見ていても「暑そうで大変だろうな」と思わせてくれたし、勝ち抜いた走者たちの記録も世界的な水準から見れば低かった。だが、それが暑さのせいか走者たちの力不足かなどは解らない。だが、オリンピックではあの開催時刻よりも切り上げるようだが、勝負は記録よりも対暑レースになってしまう気がする。朝6時半だったかどうかは記憶していないが、そのオリンピック本番を観戦に行く方々も大変だろうなと思ってしまう。

ところで、暑さ問題もさることながら「矢張りそういうことが起きていたか」と思わせてくれた報道があった。それは不正なIDを使って買われたオリンピックの入場券が6,900枚で1億8千万円相当もあったそうだ。転売目的だと断じられていたが、この時代にそういうことを企む輩が出てきても何ら不思議ではないと思う方も怖いなと思った。