新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

5月27日 その2 「ワクチンはもう終わりましたか?」

2021-05-27 15:46:40 | コラム
新しい挨拶なのかな?:

先ほど、我が家のエレベーターで乗り合わせたご婦人に「もう終わりましたか」と、和やかに話しかけられた。マスクをかけていて解るのかと言われそうだが、そのご婦人の目が微笑んでいるように見えた。「いえ、未だです。明後日の29日です」と答えると、穏やかに誇らしげに「昨日行ってきました」と言われ、一礼して5階で降りて行かれた。何となく煙に巻かれたような感もあったが「もしかすると、新しい挨拶の一種かな」と思った。

週刊誌によると、櫻井よしこさんと林真理子さんが既に接種を終えておられたようだ。その異なる区営の会場での接種の在り方への評価が、微妙に別れていたのも興味深かった。私は何れの会場でも、非常に正確且つ定められた順序に従って堅苦しいまでに生真面目に進められていたのだろうと解釈した。

そう言うのには根拠があるのだ。実は、自慢にも何にもならない回顧談がある。それは、4月の始めに不運にも保健所に「濃厚接触者」と判定されて、新宿区の保健所にPCR検査を受けに行った経験があるからだ。事前に保健所から問診票そのものと言っても良いような問い合わせの電話があり、検査会場には時間厳守で行くようにと繰り返して指示された。我が家から保健所(検査会場は保健所の中ではなかったが)はやや遠くて、バスを2回も乗り継いで行かねばならなかった。

しかしながら、バスの都合で会場には20分も早く到着してしまったので、門の前で立ち往生していた。すると、守衛さんに「ドンドン入って」と促された。「未だ20分も前なのですが」と申告したところ「関係ないから、入った入った」と言わば強制されて入場した。中ではチャンと準備が整っていて、早過ぎた我々夫婦は直ぐに所定の手続きを終えて、「アッ」という間もなく検査が終わった。非常に効率的な運営だったと感心した。新宿区の保健所は手慣れているのかと感じた。

そこで、明後日だが、私のワクチンの接種会場は保健所ではなく、言わば反対方向の高田馬場の「戸塚地域センター」である。保健所並みに手順が良ければ、櫻井よしこさんがされたように、指定された時刻の30分ほど前に到着しておかねばならないのかも知れない。何れにせよ後2日だ。あがり症の当方は、今から緊張している。


入国管理法改正案を潰したのは何処のどいつだ

2021-05-27 15:04:03 | コラム
又ぞろ野党とマスコミの仕業か:

私は信念として「我が国にやってくる外国人の一定以下の階層の連中は『食い詰め者』か『自国では生き長らえられない半端者』の何れかである」と看做している。要するに「外国人を受け入れる際には細心の注意を払って、危険人物と解れば即拒否せよ」と言いたいのだ。何故そこまで断言するかと言えば、事アメリカだけを採り上げて見れば、長い年月彼らの一員として受け入れられ、彼らのために働き、彼らの中に溶け込んでいけるだけの英語力があったから事情が見えてきたからである。

何度も述べてきたことだが、これはごく普通のことのように、会社の内外のアッパーミドルとその上に属する者たちの家庭内に日常的に入って行っていたからこそ、一聴偉そうに言い切れるのだ。これは、留学された方々や特派員とやらで海外に駐在されたマスコミ人たちとは、全く違う立場だったから出来たことだ。彼らの仲間として認められていたから、当たり前のように溶け込めたのだと、改めて申し上げておきたい。

そういう経験の中で見てきたこと、経験してきたことから言うが「これはアメリカだけのことではないと言って誤りではないと思うから言えるのだが、自分の國に中で立派な高等教育を受け、安定した職業に就いているか、確固たる社会的地位を確保している者が、敢えて海の物とも山の物とも解らない、言葉はいうに及ばす風俗・習慣・思考体系等が全く異なっている外つ国に、それまでの地位も身分もかな繰り捨てて敢えて機会を求めて出ていくか」ということ。私が20年以上を過ごしてきたアメリカの企業社会と、そこにいる者たちの家族で、諸外国に自発的に出ていった者など皆無だった。

また、私が見てきた外資(という表現を採るが)の企業で日本の支店または支社、現地法人、事務所、連絡事務所等の責任者として本国から派遣されてきている者の多くは「将来の立身出世を睨んで日本で一旗揚げて本社に凱旋しようと企む野心的な者が少しで、後は我々が「冠婚葬祭要員」と揶揄していた功も少しはあり、名遂げた者たちの最後を飾らせてやろうかという経営陣の親心の表れのような高齢者だった。

前置きが長くなってしまったが、我が新宿区百人町/大久保(くどいが、お断りしておくと「新大久保」という地名などない)をウロチョロしている某イスラム教国の連中は「貧しい政権が養いきれない余り物の連中を国家が奨励して外国に送り込んでいる」と聞いている。また、無数にある日本語学校の生徒たちは、留学ヴィザが許容する28時間/週の労働時間を目当てにやって来ているのだと報じられている。中には訓練生から脱走した者もいるとかだ。

漸く言いたい事を言う順番が来た。あの名古屋の入管で病死されたと野党とマスコミが大騒ぎして、結果的に入国管理法の改正案が潰された件に触れるときが来た。当方が愛読している週刊新潮の高山正之氏の変見自在で、漸く事の実態を知ることが出来た。亡くなった方はお気の毒だとは思うが、その女性は高山氏によれば決して褒められた振る舞いではなかったことのようだった。私の持論は「無闇矢鱈に外国人を有り難がって受け入れるのを、もうそろそろ考え直してはどうか」なのだ。

私が遺憾に思うことは、その入管での実態を外紙が伝えたにも拘わらず、我が国のマスメディアは一行も伝えていなかったことだ。それだけではなく、野党と新聞が寄って集って入管を悪者に仕立て上げたのだと初めて知った。見事なものだった。昨日も高橋洋一前内閣官房参与の件で論じたばかりだが、矢張り「我が国のマスコミは、ここでも本当の事は報じないのだ」と思いきり知らされた。何処かの党で「何とか言う野党は不要だ」と公言していたが、私は「我が国には不要な新聞社ばかりでは」と言って終わる。


5月26日 その2 韓国は度しがたい國では

2021-05-26 11:18:23 | コラム
バイデン大統領に我が国の菅首相に次いで呼ばれて:

先日のPrime Newsでこの件が採り上げられていたので、初めてその意義が論じられているのを聞けた。私はこの会談には余り関心がなく、バイデン大統領がそれでも2番目に持ってこられた裏には、極めて簡単な理由があるのだと思っていた。それは、それでなくとも進歩派(なのかな?)の主導的な立場にありDPRKとの関係を政権の最重要事項とし、放っておけば最大の輸出相手国でもある中国に限りなく靡いて行くことを選択するだろう韓国を、アメリカ側というか自由と民主主義の集団に少しでも引き寄せておこうという意図の現れだと見ていたから。

しかしながら、韓国内の世論は日本(イルボン)の後で2番目だったことが気に入らなかったようだったのは、あの国のこれまでの反日と抗日の感情論から見れば何らの新鮮味もないと思っていた。ところが、韓国のメディアはバイデン大統領との単独、少数、大人数の会談の時間の合計が菅首相の時より何分長かったとか、昼食には菅首相がハンバーガーだったか海鮮料理が出たという事を引き合いに出して、我が方が優遇された大成功の会談だったと歓喜していたというのだ。でも、Prime Newsでは事務方だったかは「ハンバーガーだけは出さないでと懇願した」という解説も出ていた。

文大統領と韓国のマスコミはこのような事柄まで取り上げて、如何にも彼らが我が国よりもバイデン大統領に重要視されていたかを強調したかったようだ。だが、既に任期の終わりが1年を切った大統領が結果的にはアメリカとの関係においても、DPRKとの関係にも何ら進展の後がなく、我が国との関係も恐らく史上最悪に近い状況にまで持ってきてしまったにも拘わらず、アメリカと中国の間をウロウロしているだけにしか見えないのだ。

文在寅大統領に後に進歩派と保守派の何れかから後継者が現れるかなどは私などには解らないが、アメリカとは歴とした同盟関係がある我が国に対しては何かと言えば極限まで逆らい、慰安婦婦問題や半島からの労働者の裁判の判決問題も解決する気がない状態で、中国に阿っていながらバイデン大統領に歩み寄って貰えて優遇されたと歓喜しているとは、あの國は何時まで経っても度しがたいなと、あらためて痛感した次第だ。

私は韓国には1971年と72年に2度ほど出張し、ウエアーハウザーに在職中に1度、リタイア後にも90年代に2度ほど、親しくして頂いていた中小財閥のオウナーとの会談も兼ねて訪問して、「韓国とは」を色々な角度から経験して観察してきた。70年代でも、その後でも「もしかして、この國は未だ国家としての体を為していないのでは」と疑うような現象が多々あった。この度の文在寅大統領のアメリカ大統領との会談の状況を見ると「この國は未だにその当時の状態を引き摺っているいないとしか思えない」というのが、偽らざる感想だ。



ワクチンの接種状況が何故バラつくのか

2021-05-26 08:15:01 | コラム
各都道府県の裁量に委ねたからか:

昨25日に診察を受けた歯科医で先生に伺って見た。先生も矢張り未だ接種を受けておられず、26日に順番が来たと言っておられた。短い時間内に更に伺って見ると、先生の見解では「政府は入荷するファイザーのワクチンを各都道府県に割り振っているのだが、東京都庁はその割り当てられた箱数を区市町村に丸投げした形なので、それぞれの行政区内でバラツキが出ているようだ。しかしながら、ワクチンの数が不十分な為に、歯科医師会と医師会が話し合って医療従事者の接種の順番を決めている。だが、未だに接種が終わっていないのである」となっていた。

現に24日に診察を受けに行った掛かりつけのクリニックには「ワクチンの接種は7月31日まで午後に行うが、現在は医療従事者のみ」との掲示が出ていた。先生自身が未だ受けておられないようだったが、あれもこれも「ワクチンが回ってこないので」と言われていた。

ここから先は私の推理である。「政府が各都道府県に割り当てておられるワクチンのは個数の基準というか基礎を、どのように設定されたのか解らない。だが、十分な準備期間が取れていなかったために医療従事者や高齢者の数を正確に把握できていなかったので、各都道府県での接種の進行の度合いにバラツキが生じたのではないか」となる。報道では「その準備が整う前に、多くの自治体で接種券を作製して各家庭に送付してしまったという事も、跛行の原因である」との説もあった。

事実、接種会場を首長が決める以外にも、市町村によっては私立の病院や開業医先生の医院とクリニックにも依頼している所があったそうだ。私の平塚市に住む級友は同期の医師が院長である病院で予約が速やかに取れて、既に接種を終えていた。市の広報には接種をする医院とクリニックが公開されていたが、その病院名が出ていなかったそうだ。何故かと尋ねると「掲載すれば予約の電話が殺到して事務方がパンクしてしまうから。口コミのみとした」と答えられたそうだ。何れにせよ、神奈川県下ではワクチンの割り振りが上手く行っていたらしいのだ。

私はこのような地域によって跛行現象が生じていることで、政府を責めても仕方がないのではと、寧ろ諦観している。その理由は、インフルエンザのワクチンのように予め接種を受けて貰う人の名簿を各都道府県で準備が整っているのとは違って、ウイルスのワクチン接種は初めての事であるから、その準備が速やかには整わなかったのも止むを得ないのではないかと思うようにしている。昨夜のPrime Newsでも、自民党の佐藤正久佐参議院議員は「大規模接種会場の準備が1ヶ月であそこまで進んだのは自衛隊だったからで、大変な業績だ」と語っていた。

この大規模接種会場の件はマスコミ報道によっているが、私は現職の頃の情報収集に集中していた仕事の進め方から離れられず、21と22日には国立国際医療研究センターと調剤薬局の薬剤師の店長から、東京山手メデイカルセンターでは受付の女性にという具合で、全て自分で取材して「何故、新宿区では高齢者の接種が速やかに進行しないのか」を把握しようとしてきた。区内では高齢者への接種は17日から10会場で開始されたが、それぞれの場では接種は毎日行われる訳ではない。私には区の広報が言うほどには、ワクチンの確保が十分なのかと一寸疑問に感じている。


高橋洋一内閣官房参与が辞職した

2021-05-25 14:22:09 | コラム
Twitterでの発言の責任を取られたとか:

私は我が国では本当の事を言う時には、余程慎重に取りかからねばならないと見ている。いや、寧ろ言わない方が無難なことが多いとすら考えている。高橋洋一嘉悦大学教授は官邸にも参与として無休で入っておられたのだそうだ。その「さざ波」にしろ「屁のような」という表現は、かなり本当の事だった点があったので、揚げ足取りに専念する野党と朝日新聞等々や、余り程度が良くないと思える記者たちが取り上げて、菅首相の会見で「怪しからん表現では」と質問したように見えた。

我が国の朝日のような新聞社は虚報や誤報や捏造はするが、何処かで何方かが本当の事を言われると、何故か論って大問題の如くに報じる性癖があると思っている。今回の高橋教授の表現がそれに当たるのだと思うが、正直なところ表現の仕方は適切ではなかったという恨みは残ると思う。感染者数もアメリカやヨーロッパの諸国との比較では非常に少ないが、その点をあの形で言われたのは面白くはあるが、万人に通じる性質ではなく、早速マスコミが食いついた。

「屁のような」も同様だとは思うが、マスコミがやったことは、この表現を苦境に立っている飲食業者に伝えて「我々が苦しんでいるときに何という心ないことを言うのか」と怒っているという方向に持って行ってしまった。高橋氏の要点は「私権制限がどうのという事を怖れて、全て要請にしか出来ない緊急事態宣言」を「屁」に例えられたのだろうと、私は言うなれば、高橋氏側に立って解釈している。野党とマスコミは飲食業者に「何と言うことを言うのか」と言わせるのではなく、要請しか出来ない政府の苦境と苦心のほどを察するべきではないのかな。

私は以前にも述べたが、海外の諸国よりも感染者も不幸にも亡くなられた方も圧倒的に少ない我が政府のCOVID-19制圧対策が「不十分」と出る世論調査の結果が、理解できないのだ。アメリカの昔の上司や同僚たちは驚いているほど見事に押さえ込んでいるのではないのか。そういう「不十分」と言わせる方向に誘導しているのが野党とマスコミの連合軍ではないのか。もしかすると、IOCのバッハ会長とコーツ副会長は我が国の制圧対策が十分に機能していると見て傲慢不遜にも「緊急事態宣言下でもオリンピックは開催できる」と言っているのかも知れない。