バイデン大統領に我が国の菅首相に次いで呼ばれて:
先日のPrime Newsでこの件が採り上げられていたので、初めてその意義が論じられているのを聞けた。私はこの会談には余り関心がなく、バイデン大統領がそれでも2番目に持ってこられた裏には、極めて簡単な理由があるのだと思っていた。それは、それでなくとも進歩派(なのかな?)の主導的な立場にありDPRKとの関係を政権の最重要事項とし、放っておけば最大の輸出相手国でもある中国に限りなく靡いて行くことを選択するだろう韓国を、アメリカ側というか自由と民主主義の集団に少しでも引き寄せておこうという意図の現れだと見ていたから。
しかしながら、韓国内の世論は日本(イルボン)の後で2番目だったことが気に入らなかったようだったのは、あの国のこれまでの反日と抗日の感情論から見れば何らの新鮮味もないと思っていた。ところが、韓国のメディアはバイデン大統領との単独、少数、大人数の会談の時間の合計が菅首相の時より何分長かったとか、昼食には菅首相がハンバーガーだったか海鮮料理が出たという事を引き合いに出して、我が方が優遇された大成功の会談だったと歓喜していたというのだ。でも、Prime Newsでは事務方だったかは「ハンバーガーだけは出さないでと懇願した」という解説も出ていた。
文大統領と韓国のマスコミはこのような事柄まで取り上げて、如何にも彼らが我が国よりもバイデン大統領に重要視されていたかを強調したかったようだ。だが、既に任期の終わりが1年を切った大統領が結果的にはアメリカとの関係においても、DPRKとの関係にも何ら進展の後がなく、我が国との関係も恐らく史上最悪に近い状況にまで持ってきてしまったにも拘わらず、アメリカと中国の間をウロウロしているだけにしか見えないのだ。
文在寅大統領に後に進歩派と保守派の何れかから後継者が現れるかなどは私などには解らないが、アメリカとは歴とした同盟関係がある我が国に対しては何かと言えば極限まで逆らい、慰安婦婦問題や半島からの労働者の裁判の判決問題も解決する気がない状態で、中国に阿っていながらバイデン大統領に歩み寄って貰えて優遇されたと歓喜しているとは、あの國は何時まで経っても度しがたいなと、あらためて痛感した次第だ。
私は韓国には1971年と72年に2度ほど出張し、ウエアーハウザーに在職中に1度、リタイア後にも90年代に2度ほど、親しくして頂いていた中小財閥のオウナーとの会談も兼ねて訪問して、「韓国とは」を色々な角度から経験して観察してきた。70年代でも、その後でも「もしかして、この國は未だ国家としての体を為していないのでは」と疑うような現象が多々あった。この度の文在寅大統領のアメリカ大統領との会談の状況を見ると「この國は未だにその当時の状態を引き摺っているいないとしか思えない」というのが、偽らざる感想だ。
先日のPrime Newsでこの件が採り上げられていたので、初めてその意義が論じられているのを聞けた。私はこの会談には余り関心がなく、バイデン大統領がそれでも2番目に持ってこられた裏には、極めて簡単な理由があるのだと思っていた。それは、それでなくとも進歩派(なのかな?)の主導的な立場にありDPRKとの関係を政権の最重要事項とし、放っておけば最大の輸出相手国でもある中国に限りなく靡いて行くことを選択するだろう韓国を、アメリカ側というか自由と民主主義の集団に少しでも引き寄せておこうという意図の現れだと見ていたから。
しかしながら、韓国内の世論は日本(イルボン)の後で2番目だったことが気に入らなかったようだったのは、あの国のこれまでの反日と抗日の感情論から見れば何らの新鮮味もないと思っていた。ところが、韓国のメディアはバイデン大統領との単独、少数、大人数の会談の時間の合計が菅首相の時より何分長かったとか、昼食には菅首相がハンバーガーだったか海鮮料理が出たという事を引き合いに出して、我が方が優遇された大成功の会談だったと歓喜していたというのだ。でも、Prime Newsでは事務方だったかは「ハンバーガーだけは出さないでと懇願した」という解説も出ていた。
文大統領と韓国のマスコミはこのような事柄まで取り上げて、如何にも彼らが我が国よりもバイデン大統領に重要視されていたかを強調したかったようだ。だが、既に任期の終わりが1年を切った大統領が結果的にはアメリカとの関係においても、DPRKとの関係にも何ら進展の後がなく、我が国との関係も恐らく史上最悪に近い状況にまで持ってきてしまったにも拘わらず、アメリカと中国の間をウロウロしているだけにしか見えないのだ。
文在寅大統領に後に進歩派と保守派の何れかから後継者が現れるかなどは私などには解らないが、アメリカとは歴とした同盟関係がある我が国に対しては何かと言えば極限まで逆らい、慰安婦婦問題や半島からの労働者の裁判の判決問題も解決する気がない状態で、中国に阿っていながらバイデン大統領に歩み寄って貰えて優遇されたと歓喜しているとは、あの國は何時まで経っても度しがたいなと、あらためて痛感した次第だ。
私は韓国には1971年と72年に2度ほど出張し、ウエアーハウザーに在職中に1度、リタイア後にも90年代に2度ほど、親しくして頂いていた中小財閥のオウナーとの会談も兼ねて訪問して、「韓国とは」を色々な角度から経験して観察してきた。70年代でも、その後でも「もしかして、この國は未だ国家としての体を為していないのでは」と疑うような現象が多々あった。この度の文在寅大統領のアメリカ大統領との会談の状況を見ると「この國は未だにその当時の状態を引き摺っているいないとしか思えない」というのが、偽らざる感想だ。