新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

5月9日 その2 ウイルスやワクチンの話題から離れて気楽に野球の事でも

2021-05-09 11:09:08 | コラム
NPBでは新人選手の活躍が目立っている:

今回はセントラルリーグに限定した話である。昨8日は敢えてTBSが中継した阪神タイガース対DeNAベイスターズの野球を見ていた。と言うのも、この両球団では新人選手(rookieと書いて「ルーキー」とは発音しないのだ)の活躍が目覚ましいので、大いに興味があるのであって、他球団からFA選手を高額で仕入れた旧人選手ばかりの読売ジャイアンツには関心がないのだ。

目下のところで、私が最大の関心を持っているのはタイガースの佐藤輝明である。タイガースの試合の中継があれば、佐藤君の出来具合を極力見るようにしている。遺憾ながら、超後期高齢者となってしまった現在では甲子園は言うに及ばす、横浜までもウイルス感染の危険性と体力の消耗度を考えるときに、とても現場に出向いて観戦することはしないのだ。故に、かの松井秀喜君も20年近く前になったか、一度だけ東京ドームで見ただけだったし、イチロー君も2007年4月にシアトルで見ただけだ。だから、彼らの本当の姿は解らないと言って良いと思う。

佐藤輝明の場合は前評判が凄すぎたので「大いに期待すべきか、過大評価か」が不明だった。そして、4月になってからの姿をテレビで見る限りでは、最早その存在すら知らない人ばかりだと思う嘗てのホームラン王・大下弘の「ホームランか三振か」のような素材としては最高級であっても、プロの投手には手もなく捻られるタマかとも疑っていた。本人を見ていないので断定できないが、素材としては松井秀喜かそれ以上かも知れないと思わせられていた。実際には当初はマスメディアが指摘していたような「内角攻め」(「インコーナー」は日本語である)に遭って三振ばかりしていた。

しかし、予想した以上に早くプロの投手に馴れてきてホームランは打つは物凄い打球の速度を活かして適時打を打つはで、打率も0.27まで上げてきて、体調不備で欠場している大山悠輔に代わって4番まで打っている。彼の場合は、それまでは2人の外国人選手の後を打っていたが、4番となると外国人の間に挟まれているので、相手の投手も息が抜けない打線になって、彼の存在が脅威になってきたようだ。恐らく、遠からぬ将来にアメリカに行こうというところまで伸びるだろう。

佐藤君の目下の課題は、1年間を通して試合をするプロの世界に適応する体力を付けられるかくらいしか、問題点がないような気がする。あれほどの素材でありながら、近畿大学在学中には余り騒がれなかったのは何故だろう。大谷翔平とは少し趣が異なるが、希に見る素材であり、期待して良いと思う。

タイガースにはもう一人投手に伊藤将司という社会人野球経由の有望新人がいた。横浜高校という高校野球の名門から大学を経ているが、同じ横浜高校の先人成瀬に似た独得の投球フォームで、昨日で3勝になっていた。特に目立った威力がある投球をする訳ではないが、制球力と度胸の良さでベイスターズを捻って見せてくれた。懸念材料ありとすれば、あの球速では馴れられたら打ち込まれる気がする点だ。タイガースには同じく社会人野球経由の内野手・中野拓夢がいるが、彼についてはまた別の機会に論じたい。

ベイスターズである。ここには先頃まで3割を打っていた中央大学から来た新人・牧秀悟が良いようだ。松本一高という高校野球界ではそれほど知られていないところの出身だ。それが大学から来ていきなり内野の要というか(恥ずかしながら、会社の野球で経験して最も難しいと知った)2塁手をこなしているだけではなく、かなり確実な打者であると見せているのは、大したものだと思って評価している。恐らく、佐藤輝明さえいなければ、新人王の有力候補だったと思う。

彼ら新人たちにはCOVID-19の感染拡大という未曾有の悪条件を克服して、テレビ観戦者を楽しませて欲しいものだと期待している。ところで、FAジャイアンツには上記の3人に対抗できるような新人選手がいただろうか。


5月9日 その2 ウイルスやワクチンの話題から離れて気楽に野球の事でも

2021-05-09 11:06:01 | コラム
NPBでは新人選手の活躍が目立っている:

今回はセントラルリーグに限定した話である。昨8日は敢えてTBSが中継した阪神タイガース対DeNAベイスターズの野球を見ていた。と言うのも、この両球団では新人選手(rookieと書いて「ルーキー」とは発音しないのだ)の活躍が目覚ましいので、大いに興味があるのであって、他球団からFA選手を高額で仕入れた旧人選手ばかりの読売ジャイアンツには関心がないのだ。

目下のところで、私が最大の関心を持っているのはタイガースの佐藤輝明である。タイガースの試合の中継があれば、佐藤君の出来具合を極力見るようにしている。遺憾ながら、超後期高齢者となってしまった現在では甲子園は言うに及ばす、横浜までもウイルス感染の危険性と体力の消耗度を考えるときに、とても現場に出向いて観戦することはしないのだ。故に、かの松井秀喜君も20年近く前になったか、一度だけ東京ドームで見ただけだったし、イチロー君も2007年4月にシアトルで見ただけだ。だから、彼らの本当の姿は解らないと言って良いと思う。

佐藤輝明の場合は前評判が凄すぎたので「大いに期待すべきか、過大評価か」が不明だった。そして、4月になってからの姿をテレビで見る限りでは、最早その存在すら知らない人ばかりだと思う嘗てのホームラン王・大下弘の「ホームランか三振か」のような素材としては最高級であっても、プロの投手には手もなく捻られるタマかとも疑っていた。本人を見ていないので断定できないが、素材としては松井秀喜かそれ以上かも知れないと思わせられていた。実際には当初はマスメディアが指摘していたような「内角攻め」(「インコーナー」は日本語である)に遭って三振ばかりしていた。

しかし、予想した以上に早くプロの投手に馴れてきてホームランは打つは物凄い打球の速度を活かして適時打を打つはで、打率も0.27まで上げてきて、体調不備で欠場している大山悠輔に代わって4番まで打っている。彼の場合は、それまでは2人の外国人選手の後を打っていたが、4番となると外国人の間に挟まれているので、相手の投手も息が抜けない打線になって、彼の存在が脅威になってきたようだ。恐らく、遠からぬ将来にアメリカに行こうというところまで伸びるだろう。

佐藤君の目下の課題は、1年間を通して試合をするプロの世界に適応する体力を付けられるかくらいしか、問題点がないような気がする。あれほどの素材でありながら、近畿大学在学中には余り騒がれなかったのは何故だろう。大谷翔平とは少し趣が異なるが、希に見る素材であり、期待して良いと思う。

タイガースにはもう一人投手に伊藤将司という社会人野球経由の有望新人がいた。横浜高校という高校野球の名門から大学を経ているが、同じ横浜高校の先人成瀬に似た独得の投球フォームで、昨日で3勝になっていた。特に目立った威力がある投球をする訳ではないが、制球力と度胸の良さでベイスターズを捻って見せてくれた。懸念材料ありとすれば、あの球速では馴れられたら打ち込まれる気がする点だ。タイガースには同じく社会人野球経由の内野手・中野拓夢がいるが、彼についてはまた別の機会に論じたい。

ベイスターズである。ここには先頃まで3割を打っていた中央大学から来た新人・牧秀悟が良いようだ。松本一高という高校野球界ではそれほど知られていないところの出身だ。それが大学から来ていきなり内野の要というか(恥ずかしながら、会社の野球で経験して最も難しいと知った)2塁手をこなしているだけではなく、かなり確実な打者であると見せているのは、大したものだと思って評価している。恐らく、佐藤輝明さえいなければ、新人王の有力候補だったと思う。

彼ら新人たちにはCOVID-19の感染拡大という未曾有の悪条件を克服して、テレビ観戦者を楽しませて欲しいものだと期待している。ところで、FAジャイアンツには上記の3人に対抗できるような新人選手がいただろうか。


ワクチン接種の予約の成功談と失敗談

2021-05-09 07:39:28 | コラム
ワクチン接種の予約の喜びと落胆と喜び:

ワクチン接種の予約は「事実は小説くらい奇なり」とでも言いたいようなものでした。先ずは33年間の掛かりつけのクリニックで5月1日から接種の予約受付と承知していたので、連休明けの6日に休診日と知りつつ電話をすれば、院長先生が電話に出られて目出度く、夫婦2人分の予約を受け付けて頂きました。そこで、同日の新宿区の75歳以上の接種予約受付への挑戦は見送りました。ところが、7日の午後7時半にワクチンが配分されなくなったのでキャンセルとの電話があって大いに落胆という具合でした。

しかし、長男が「7日でも新宿区のHPには、未だインターネット予約の枠には残りがあると出ていた」と言うのです。そこで、本8日の13時過ぎにHPを見ると「電話予約の枠が残っている」とあったので、駄目で元々とばかりに挑戦。阪神とDeNAの野球を見ながら電話をかけ続けていると、何と幸運にも15時を過ぎてから繋がって「後一つ残っている戸塚センターで宜しければ、29日で」と言われて、迷わず予約しました。大感激で暫く喜びに浸っていました。

 このセンターは高田馬場駅から徒歩2分程度で、ここから歩いても15分ほどで行けます。「家内の分で、もう一人は駄目ですか」と訊くと「これが最後です」と断られました。不思議だったことは、6日には繋がらなかったほど電話とPCから申し込みが殺到したはずです。それが、2日後の今日まで残っていたとは、奇跡みたいな感がありましたし、非常に上手く行きすぎの感があります。だが、また月曜日辺りに「あの予約の受付は誤りでした」と、電話が来るかと怖れています。 

そこで、話題を変えてワクチン輸入の不手際ですが、永年の対日輸出の担当者としては下記のように言いたいのです。ズバリと言えば、この仕事は厚生労働省の方には難しい課題だったように思えてなりません。 菅首相が担当せよと命じた厚生労働省は「数量、納期、価格とその条件、決済条件、品質保証(仕様書というかスペックシートを提出させる)、事故の補償、保険契約等々」を契約書にして交わして確認してあったのでしょうか。貿易業務に携わってこられた方には釈迦に説法ですが、不慣れだと結構手を焼く物です。

それは、関係書類は当然ながら全て英語ですし、出てくる用語はすべてINCOTERMSで統一されている専門語なので、英語が解っても意味不明な言葉ばかり。関連の業界人が言っていたことは「B/L(船荷証券)の裏面の細かい字で印刷された約款をチャンと読めば輸出入などしようと思う者は皆無だろう」という事があったほど面倒なのです。

しかもこの手続きは通常のアメリカからの輸出では、貨物の出荷(出港)と同時に予め決めてあった買い手のアメリカの事務所等に請求書と関連の一件書類を提示して、直ちに現金で支払って貰うのです。ファイザーのように航空機で輸送すれば、恰も即金のようになるでしょう。

 アメリカ側に入金したと同時に、当該貨物は買い手の物になるので、我々shipperは代わり金を頂戴した後は、何が起ころうと関知しないのです。今回のようにちっとも入荷しないのは、もしかして納期厳守の約定があれば、違約金が取れます。だが。厚生労働省は何処まで詰めてあったのでしょうか。

 クリニックの件では、二男などは「最初からワクチンが確保されているべきではなかったのか。何故受け付けてから駄目だというのか」と憤慨していました。でも今となっては何も申し上げません。繰り返しになりますが、密かに怖れている事があります。それは、明日の月曜日辺りに区役所から「あの予約受付は誤りだったので取り消します」との電話来るかも知れないので。