ラジオ・タイランド（9月7日放送）

●タクシン首相を党首とするタイ愛国党によると、タイ愛国党が打ち出
　した鉄道網整備計画案が、民主党の計画を真似たものではないとし
　た。
　バンコクの交通渋滞の緩和、輸送システムの整備を目的とした政策
　を打ち出している。これに付いてタイ愛国党のスポークスマンは、タイ
　愛国党が鉄道網整備の方針を明らかにしたのは昨年のことであり、
　タイ愛国党が民主党の計画を真似たという事実は無いと述べた。
　また今月28日に正式オープンする、スワンナプーム空港とバンコク中
　心部を結ぶ鉄道システムの建設計画が進められているが、これに付
　いてスポークスマンは、タイ愛国党では運賃を一律15バーツとすること
　を提案している。しかし民主党は運賃に付いては具体的な案を明らか
　にしていないと指摘した。

●国内の主要空港を運営するAirport of Thailand社によると、今月28日
　に開港するスワンナプーム空港では、空港内で客を乗せるタクシーに
　対し研修等を行うことにしている。
　Airport of Thailand社社長は空港内の、タクシー乗り場を利用するタク
　シーには料金を徴収することは考えてない。しかしサービスの質を一定
　レベル以上に維持するため、空港内に乗り入れるタクシーに付いては、
　事前にトレーニングを受けてもらうことになっている。研修を受けたタク
　シー運転手には許可証を発行していると説明した。

　バンコク国際空港では空港で、タクシー乗り場を利用する場合、利用者
　は運賃以外の利用料金を支払うが、スワンナプーム空港では、このよう
　な料金を支払う必要は無い。
　Airport of Thailand社によるとこれまでに、2500人に及ぶタクシー運転
　手が研修を受け許可証を取得している。
　スワンナプーム空港では正式なオープンに先立ち、今月15日から国内
　線サービス等を提供する航空会社が、営業を開始することになっている。
　運輸省によると国内線サービスを早期にスタートすることで、28日に問
　題なく正式開港することが可能になるとした。