ラジオ・タイランド（9月18日放送）

●バンコク都知事によるとバンコクが深刻な洪水に見舞われることは
　無いとした。先月から北部では複数の県が、大雨の被害を受けてい
　るが、これに伴いチャオプラヤ川が増水している。タイの主要河川で
　あるチャオプラヤ川は、北部から南下しバンコクで海に注ぐが、北部
　で大雨が降っていることで、チャオプラヤ川は水量が増加している。
　このためバンコクでも、チャオプラヤ川の増水のために排水が困難に
　なると指摘されている。しかし都知事はバンコク都庁は24時間体制
　で万全の体制を講じている。バンコクが大雨に見舞われた際には、
　各地に設置している排水ポンプを使って排水することになる。このた
　めひどい冠水や、冠水の長期化は無いと考えていると述べた。
　また同時に都知事は、チャオプラヤ川の増水や海の水位の上昇など、
　バンコクが水害に見舞われやすい状況であることには変わりはない
　ため、都庁としても洪水が発生しないか常に注意していると述べた。
　尚、都庁は干害局と協力して、バンコクに降った雨を排水していると
　した。

●タクシン首相はスワンナプーム空港のオープンが、タイ経済にとって
　プラスになると指摘した。バンコク国際空港に代わる、この新国際空
　港は今月15日から、一部の航空会社がすでにサービスを開始してい
　るが、今月28日に正式にオープンすることになっている。この非常に
　大規模な空港が開港することで、タイに乗り入れる航空機、タイを訪
　れる外国人旅行者が大幅に増加すると期待されている。またスワン
　ナプーム空港の航空貨物の取扱量も徐々に増大することが期待され
　ている。また運輸省によると新空港の施設の中には、まだ完成してい
　ない所もあるものの、空港としては安全で快適なサービスを提供でき
　るとした。

●タクシン首相は現在、ニューヨークで開かれている国連総会に出席し
　ている。タクシン首相はヘルシンキで開催された、アジア・欧州首脳
　会議に出席した後、キューバのハバナで開かれた非同盟諸国会議
　にも出席している。その後アメリカに入り、国連総会に出席している。
　今回の国連総会は17日にスタートし21日まで続けられる予定。
　タクシン首相は今月22日に帰国する予定。

※日本時間の20日未明、タイでは軍事クーデターが発生した。
ラジオ・タイランドをを聴くたびに、政情不安を感じていたので危惧して
いたのだが、ついに起こったかという思いだ。
今夜のラジオ・タイランドでは、どのような放送が流れるの注目したい。
それ以前に放送されるのかが問題。