1010 Radio

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ラジオ・タイランド(9月12日放送)

2006-09-14 | ラジオ
●財務省によると、今月28日に正式に開港するスワンナプーム空港が、
 タイ経済の成長に役立つと期待されている。現在、バンコク国際空港
 は航空機、利用者の増加に伴い施設の拡張を繰り返してきたが、こ
 れも限界に達したことから、タイの新しい空の玄関口となる新空港スワ
 ンナプームが建設されることになった。
 新国際空港は従来のバンコク国際空港に比べて、規模が5倍に拡大
 されており、タイに乗り入れる航空機、タイを訪れる外国人旅行者の増
 加が期待されている。
 財務大臣はタイはこの地域における、航空センターに成長することを目
 指しているが、スワンナプーム空港はその実現に役立つものだ。
 スワンナプーム空港はASEANの中心的な国際空港となる。これがタイ
 にとってプラスの経済効果を生み出すことになると指摘した。
 
 スワンナプーム空港は今月15日から、一部の航空会社がサービスを開
 始することになっている。主に格安航空旅客サービスを提供する航空会
 社5社あまりが、業務をスタートする予定になっている。
 運輸省の説明によると正式開港の前に、一部の航空会社が業務を開始
 することで問題があれば、それが明らかになり改善することが出来るとし
 た。このため今月28日には国際線を含めたサービスを、問題なくスター
 トさせることが出来ると考えられている。

●約2年半前からイスラム過激派による、殺傷事件が頻発する南端3件の
 一つナラーティワートでは大雨と治安問題のために、果物の収穫量が昨
 年に比べて減少している。この県で生産されているマンゴスチン、ロンガ
 ン(ロンコン)、ランブータン等の果物は、昨年に比べて収穫量が約5%落
 ち込んでいる。
 ナラーティワート県庁の担当者は、大雨が続いたことが農業に悪影響を
 与えいる。また治安問題のために農民が外で働きたがらないという報告
 もある。このほか治安が悪化しているため、ナラーティワートでは新規の
 投資も少なく、これも果物栽培に影響していると説明している。

 政府は南部問題の原因の一つが、南端三県の住民の所得が低いことに
 在ると考え、これらの県の経済活性化を目的とした、様々なプログラムを
 実施している。その一つが果物栽培の奨励で、政府は農家の収入を増や
 すため、果物を一定価格で買い上げている。
 また南端三県の治安活動統括をするために設置された、南部治安司令部
 も農家を支援している。
 ナラーティワート県では約3200ヘクタールで果物が栽培されているが、そ
 の内、約三分の一でロンガンが生産されている。