●プミポン国王の姉ガラヤニ王女殿下が、今朝逝去された。
王室事務局はプミポン国王陛下の姉でガラヤニ王女殿下が、今朝午前2時54
分に御逝去されたと発表、84歳だった。
タイの報道機関は今朝から一斉にこのニュースを取り上げており、今後各方面
に影響が広がると見られている。
ガラヤニ王女殿下は1923年5月6日に、イギリスのロンドンで生まれ科学、文化、
言語、歴史など幅広い分野に(?)が深く、特に教育者としてタイの基礎教育の発
展に寄与されてきた。
また記述や文学の(?)者としても知られている。
ガラヤニ王女殿下は昨年6月から腹部のガンの為、バンコク・シリラート病院へ入
院されていた。
王室事務局の発表によると、年末より呼吸器系と肝機能の低下が見られ、症状
が悪化していたとのこと。
プミポン国王陛下は昨年10月に、約4週間ほど脳血栓障害で同じシリラート病院
へ入院されており、12月に退院されてからもほぼ毎日ガラヤニ王女殿下を御見
舞いされていた。
昨日もワチラーロンコン皇太子御夫妻と共に、シリラート病院を訪れていた。
逝去報道後は病院の周りに、多くの市民が集まりロウソクを燈し深い悲しみに包
まれている。
この先100日間はタイ王室は喪に服すことになる。
●タイ全土がガラヤニ王女殿下の逝去で、深い悲しみに包まれている。
スラユット首相はガラヤニ王女殿下の逝去を受け、タイ政府はこれから15日間服
喪し政府機関、国営企業、教育機関では掲揚する国旗を反旗とすることを発表し
た。
タイ王室ではこの先100日間の喪に服し、様々な式に参列する国民には黒い服を
着用することを求めた。
ガラヤニ王女殿下逝去報道後に、シリラート病院へ集まった市民は深い悲しみに
暮れ、多くのロウソクが燈され病院は厳粛な空気に包まれた。
王宮内のホールで行なわれる儀式の為、病院から王室安息所へ遺体が安置され
たため、黒い服に身を包んだ市民の列が、病院から王宮まで続いていた。
また北部メーホンソーン県でも県民ホールを記帳の為の会場として開放し、メーホ
ンソーン県知事が最初に記帳を行なっている。
●ガラヤニ王女殿下の逝去を受け、連立交渉が中断される見通しとなった。
先月23日の下院総選挙で37議席獲得で第3党のチャートタイ党と、24議席獲得で
第4党のプアペンディン党は本日、ガラヤニ王女殿下が逝去されたことを受け、同
日予定していた記者会見を延期すると発表した。
両党は選挙で第1党となったパランプラチャーチョン党の政権に、連立するかどうか
を発表する予定になっていた。
パランプラチャーチョン党と議席数第2党の民主党の脅威を示し、政治活動の一時
中止を表明している。
先月23日に行なわれた下院総選挙で、第1党になったパランプラチャーチョン党は、
下院480議席のうち過半数には及ばない、233議席となっている。
安定政権のためには300議席が必要とされており、パランプラチャーチョン党は先月
31日に小政党3党の代表と記者会見を行い、連立政権を組むと発表していた。
4党の総議席数は暫定で251議席となり、過半数を辛うじて上回っている。
第3党のチャートタイ党と第4党のプアペンディン党が、連立政権に参加した場合、野
党は民主党だけとなり、新政権は2006年9月クーデター前と似た政権となる見通し。
●新年が明け、故郷からの帰省ラッシュで、交通渋滞が起こっている。
タイでは多くの企業が、2日から仕事を派締めていることから、今朝のバンコク都内
の渋滞は(?)の混雑を取り戻している。
交通警察では故郷からの帰省ラッシュと重なることから、渋滞緩和のため特別対策
をとっている。
またガラヤニ王女殿下の逝去で、バンコクシリラート病院から王宮までの道を封鎖し
ているため、近隣道路の渋滞が激しくなっている。
一方
防災局の発表によると、昨年年末の交通事故は2007年12月28日から31日まで
の4日間で、全国で2823件発生し262人が死亡3081人が負傷した。
県別での死者数では東北部コーンケーン県が16人と最も多く、続いて中部ナコーンパ
トム県の13人、東部ラヨーン県の11人となっている。
●広報局は子どもの日の活動を発表した。広報局は今月12日土曜日の子どもの日のイ
ベントを発表した。
広報局は子どもの成長を支援するため、いろいろな政府機関による多くの活動が予定さ
れているとした。
今年は広報局でも特別に、ラジオ局での仕事をより深く子ども達に知ってもらおと、見学
だけではなく、実際に
ラジオの番組作りにも参加してもらう予定だとしている。
子どもたちのためにラジオブースを解放し、実際に収録や編集を経験してもらう。
広報局はこのほか、他の政府機関とも協力し、
子どもの日のイベントを(?)いく方針。
※は受信状態が悪く聴き取れず