1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

ロシアと韓国の両外相の電話会談

2008-01-20 | ラジオ
北朝鮮の核開発問題を話し合ってきた、6カ国協議のパートナー国らは複雑化し
た状況から脱出するための突破口を模索している。
現在、朝鮮半島の非核化プロセスが停滞していることから、こうした状況が生ま
れている。
これに付いてロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
1月上旬は6カ国協議参加国らは会合を重ねてきており、1月15日にもロシアの
ラブロフ外相と、韓国のソン・ミンスン外交通商部長官は電話会談を実施し、そ
のなかで北朝鮮の核問題の正常化と、将来の二国間関係に付いて話し合って
いる。
北朝鮮の核開発と言うその地域にとって重要な問題に関して、両国とって一刻も
早い形での解決を行なうことに賛成の意を示した。
また両外相は6カ国協議パートナー国らが義務として負ったことに付いては、期
限通りにこれが実行されること、また近日中に協議の定期会合の場を持つ、これ
によって交渉プロセスに必要な弾みをつけること。
さらに具体的責務の実行を早める。こうした点に賛成の意を表わした。

またロシアと韓国の二国間関係に付いては、両国はお互いの国益に叶う形で躍
動的に発展していることが確認された。
新しく就任した韓国のイ・ミョンバク次期大統領も、ロシアと様々な分野で多様なコ
ンタクトを拡大することに大きな関心寄せている。
プーチン大統領は次期大統領が就任した際、お祝いを述べた中でイニシアチブを
発揮して、近いうちにロシアへの訪問を検討するよう提案したことが非常に記憶に
新しいこととして報じられている。
これを受けて1月20日、次期大統領の特使がモスクワを訪れ、大統領のロシア訪
問の詳細を準備する。AX

こうしたことがロシアと韓国は、朝鮮半島の非核化へ互いに尽力することも含めて
あらゆる路線において希望の持てる良い環境にあるのだ。
同時にこの北朝鮮問題では関係各国は殆ど全てが一刻も早く、その複雑化した状
況から脱却しようと努力している。
例えば中国などは1月末までに実現可能であれば、問題正常化プロセスを前に押
し出すために、北京において定例協議を行なうため全力を傾けている。
こうした一方でアメリカのとる行動は驚きと、注目に値するものだ。
例えばアメリカの戦闘機F16型6機で構成された第一部隊が韓国に着陸しただけで
なく、近い将来8ヶ月の間にさらに14の戦闘機が配置されることになっているからだ。

最新朝鮮半島軍事情報の全貌―北朝鮮軍・韓国軍・
在韓米軍のパワーバランス


金 元奉,光藤 修
講談社


このアイテムの詳細を見る

こういったことは全て何のために必要なのだろう。
これは単に自国の2万8千人の兵士が戦闘準備のあることを示すのが目的ではない。
アメリカ国防総省は万が一、この地域で敵対的な行動が認められた場合に備え、こ
こに攻撃能力のある航空機を持とうとしている。
この敵対的な行動が何を示すかに付いては、もちろんアメリカは沈黙している。
しかしながらいずれにせよアメリカ側のプレスリリースで示されたような、これは北東ア
ジアにおける平和と安定を維持するためではないことは確かだ。

1月17日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする