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アメリカはペルシャ湾情勢を緊迫化させている

2008-01-24 | ラジオ
アメリカのブッシュ大統領はペルシャ湾沿岸諸国への歴訪の中で、またしても
厳しいイラン批判を展開した。
事実上ブッシュ大統領は湾岸諸国に対し、共通の権益の為と称して、彼らの隣
国と激しく対立するよう訴えたに等しいのだ。
ペルシャ湾岸諸国の中には、確かにイランの影響や立場が強まっていることを
憂慮する向きもある。
そんな同地域におけるアメリカの目的とは何なのだろうか。
専門家は次のように語っている。
「ペルシャ湾ではアメリカの艦隊が大規模に展開している。この軍事力を足がか
りにアメリカは湾岸諸国に対し、切実に重要な権益に関して自国の条件を押し付
けているのだ。
それは一体何なのか、アメリカは目的の一つとして、同地域内の主要なエネルギ
ー資源や、その輸送路を直接管理することを掲げている。
この構想は攻撃的なもので、圧力や陰謀そして武力行使も組み込まれている」
政治学者は、この様にコメントしている。

同氏の語るアメリカの行動を具体的に示す例は少なくない。
そのなかでも最も露骨な一例と言えるのが、イラン抑圧のキャンペーンであり、ブッ
シュ大統領は地域の同盟国を取り込もうとしている。
アラブ首長国連邦のアブダビで演説したブッシュ大統領は、ペルシャ湾岸諸国に対
して、新たな対戦は無いにしても、いずれにせよイランとの対立激化に備えるよう訴
えた。

つまりワシントンはアラブもイランも避けようとしているような事態の進展を見込んで
いるのだ。
アラブは今のところ、この戦闘意欲を共有してはいない。
しかしブッシュ大統領のイラン敵視発言の後、各国トップが沈黙したために地元の
専門家達はアメリカ側の発言のみに注目することとなった。
例えばクゥエートの新聞「アルライ」は、こう反応している。
大統領閣下、地域に今必要なのは巧みなイニシアチブだ。巧みな爆弾発言ではな
いのだ。
原油を運んだ30年
石川 吉春
パレード


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1月16日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
コメント (2)
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