1010 Radio

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ロシアがグロナス計画を修正

2010-12-08 | ラジオ
衛星測位システム・グロナス用人工衛星3基の打上げが失敗に終わったことを受け、ロスコスモス・ロシア連邦宇宙庁ではグロナス計画に関する修正が行われている。

グロナス用人工衛星グロナスMを搭載した打上げロケットプロトンMは、5日バイコヌール宇宙船発射基地から打ち上げられたが、衛星を予定とは別の軌道に乗せた。
これによって打上げロケット3段目の運搬ブロックと、衛星3基が太平洋に落下した。

ロスコスモスはこれに関連して、一連の対策を講じることになる。
取分け12月には新世代型人工衛星グロナスKを打ち上げる意向だ。当初グロナスKは試験的な打上げが予定されていたが、今回の事故を受けてグロナスに連結されることになる。

GNSSのすべて―GPS、グロナス、ガリレオ…

B. ホフマン・ヴェレンホーフ,E. ヴァスレ,H. リヒテンエッガ

古今書院

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12月7日放送 ロシアの声・ニュース

国連の気候変動枠組条約第16回締約国会議によせて

2010-12-08 | ラジオ
メキシコのカンクンでは国連の気候変動枠組条約第16回締約国会議が開かれている。
この会議では世界の温暖化対策に関して、基盤となる合意を得られる可能性がある。
これはこの会議に出席している、世界自然保護基金ロシア支部・気候変動プログラムの責任者ココリン氏が、ロシアの声に伝えたものだ。

カンクンには世界194ヶ国の代表が、地球上での気候変動速度をどのように遅らせるかという、主要問題を解決するために集結している。
国連気候変動枠組条約第16回締約国会議は、11月29日に開幕、参加者は専門家や研究者、政治家たちだ。尚、閣僚級会議は7日から始まる。
会議では今後予測される地球の恐ろしい姿が報告された。気候学者の多くは不自然な温暖化の主な原因は生産活動による汚染、暖房、自動車の排気ガスなど、人間の活動によるものだとの考えを表している。
最近10年の平均気温は、観測至上もっとも高いとの報告もなされた。仮に何の対策も講じなければ、今年の夏に見られたような異常な暑さが、数十年後には涼しく感じられるようになるかもしれない。

幾つかの兆候は現在すでに現れている。会議では異常気象により、食料品の価格が著しく高騰したと指摘された。
一方で恐ろしいのは暑さだけではない。世界の海洋生物たちも危険にさらされている。専門家たちは21世紀の末までに、水中の酸性度が急激に高まると考えており、これにより海洋生物の生活環境に変化が生じ、存続の危機が生じる。
またこれは魚を主な食料源とする、多くの人々にも関わってくる問題だ。

温室効果ガスの排出規制に関して定められた、現在の基本文書となっているのは京都議定書だ。京都議定書にはロシアを含む世界181ヶ国が署名および締約した。京都議定書は2012年で失効するため、現在新たな合意に付いて協議されているが、協議参加者らはなかなか合意に至ることが出来ない状況だ。
日本は現在の形で京都議定書を延長することに強く反対しており、アメリカとEUも同じく反対の意見を表明している。各国は何らかの妥協案に達する必要がある。

ココリン氏は、このような時には、妥協が基本的合意となる可能性があるとの考えを示し、次のように語っている。
「会議では一度に多くの方向性に付いて協議されている。ここに基盤となる非常に単純な合意を承認するチャンスがある。このような文書へは先ずはじめに新興国や、途上国の関心が反映される必要がある。すでに新たな議定書が、今後数年間は誕生しないことが明らかだとは言え、状況は肯定的だと考えている」
ココリン氏は、このように述べている。

合意案に関する作業はすでに行われている。文書は閣僚級会合で直ちに協議に入れるよう準備される予定だ。尚この内容はマスコミの様々なコメントが閣僚たちの見解に影響しないよう公表されないということだ。

相変わらず声の出ていない女性アナウンサーで非常に聴きにくい

12月4日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル