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国際金融犯罪に立ち向かうロシア

2010-12-26 | ラジオ
世界経済は一時、危機的状況を迎えたものの、犯罪資金の洗浄などの経済犯罪はますます存在感を増してきている。
ロシアにおいてはロシア連邦金融監督庁が、不法な金融活動の捜査にあたっている。またロシア連(電波が途切れる)、犯罪資金対策のための国際機関である、金融活動作業部会・FATFとも緊密に連携している。

ロシア連邦金融監督庁の部長は、ロシアがFATFのメンバーとなって以来、ロシアの役割は高い評価を受けていると語っている。
「FATFは犯罪資金の合法化やテロ活動の支援などの、(電波が途切れる)するため、全国連加盟国が取るべき対策の統一基準を定めている。
ロシアがFATFの活動に参加することは、非常に価値のあることだ。なぜならば、対策の進んだ(電波が途切れる)可能にするほか、FATFの基準に合わせて国内の法整備を進めることができるからだ。

FATFからどのような評価を受けるか、というのはとても重要なことであり、そのプロセスの中で、多くの新しい経験を学ぶことが出来るのだ。
またロシア連邦金融監督庁は、ロシア中央銀行、ロシア財務省など、ほかの機関とも緊密に連携している。マネーローンダリング(男性アナウンサーは「マネーロンダミング」と言う)に関わっている銀行を摘発することは簡単なことではないが、不可能なことでもない。

ロシア連邦金融監督庁のシャフロフスキー専門家は、銀行や金融機関の疑わしい活動に対して、特に注意が払われていると話している。
「銀行から我々の元に入ってくる情報に基づいて、国際金融活動のうち、疑わしいルートをピックアップする。ピックアップするのは、そのルートを通じて行われる活動の、6割以上が疑わしいものである場合だ。
もし6割を超えていれば特別な警戒を必要とすることになる。またそのルートがどのような目的を持っているものか、明確にできない場合にも注意する必要がある。
そのようにして、国際金融犯罪の温床となるルートをピックアップし、リスクの高いルートを襟分けていく。
例えば海外の商品購入の名目で送金されているにも関わらず、その商品がロシアに実際に輸入されていないなどの場合だ。この場合には資金流出が起きているか、それとも資金洗浄が行われているかという可能性がある訳だ」
専門家はは、このように話している。

現在、国際金融活動に関する規制が強化されつつある。何故ならばマネーロンダリングという問題は国際的なものだからだ。 FATFによれば現在世界での資金洗浄の総額は、世界総生産の5%にまで達しているとのこと。今後とも金融監督機関の国際協力が進むことが望まれる。

この日の放送は同局、特有の音声が途切れる現象があった
担当した男性アナウンサーの喋りにリズム感が無いので聴いてて疲れる

マネーロンダリング―国境を越えた闇金融ヤクザ資金
(新潮文庫)


平尾 武史,村井 正美
新潮社


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12月16日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル