読書。
『物語論』 木村俊介
を読んだ。
小説家や漫画家、音楽プロデューサーに演奏家などのクリエイター17人の
インタビューをまとめたもの。
最後の伊坂幸太郎さんのインタビューが、
長く紙幅を割いていることもあったし、
本当にこの『物語論』の王道を言っている内容だったので、
もっとも印象に残りました。
もちろん、伊坂さんの小説を何作品か読んでいて、
好きだということもあります。
その他のインタビューは、
『物語論』としては直球ではなかったりもします。
村上春樹さんなんかは、ほぼ翻訳の話でしたし。
ただ、それらの直球ではない話の中から、
なにか「物語」を作る上で勉強になる情報を
すくいとること、それは読者がきりりとした目で
文章を追いかけながらしなければいけない行為。
そういった意味で、
いたれりつくせりではないし、親切でもないですが、
「物語」を紡ごうとしている人には、
なにかしらのヒントを無数に宿している本だと言えます。
橋本治さんの洞察する力にうなり、
重松清さんの謙虚さには徳を感じる。
これはいろいろな人に共通する部分だな、だとか、
これはその人なりの考えだよな、とか、
もろもろが経験論なので、響いてくるものがあります。
余談ですが、著者の木村さんは以前、
『ほぼ日』のスタッフだった方ですね。
メルマガ版の担当をされていたのを覚えています。
『物語論』 木村俊介
を読んだ。
小説家や漫画家、音楽プロデューサーに演奏家などのクリエイター17人の
インタビューをまとめたもの。
最後の伊坂幸太郎さんのインタビューが、
長く紙幅を割いていることもあったし、
本当にこの『物語論』の王道を言っている内容だったので、
もっとも印象に残りました。
もちろん、伊坂さんの小説を何作品か読んでいて、
好きだということもあります。
その他のインタビューは、
『物語論』としては直球ではなかったりもします。
村上春樹さんなんかは、ほぼ翻訳の話でしたし。
ただ、それらの直球ではない話の中から、
なにか「物語」を作る上で勉強になる情報を
すくいとること、それは読者がきりりとした目で
文章を追いかけながらしなければいけない行為。
そういった意味で、
いたれりつくせりではないし、親切でもないですが、
「物語」を紡ごうとしている人には、
なにかしらのヒントを無数に宿している本だと言えます。
橋本治さんの洞察する力にうなり、
重松清さんの謙虚さには徳を感じる。
これはいろいろな人に共通する部分だな、だとか、
これはその人なりの考えだよな、とか、
もろもろが経験論なので、響いてくるものがあります。
余談ですが、著者の木村さんは以前、
『ほぼ日』のスタッフだった方ですね。
メルマガ版の担当をされていたのを覚えています。