読書。
『黄昏』 糸井重里 南伸坊
を読んだ。
お二人の対談というか、雑談というか、無駄話が、
400ページにもわたって繰り広げられている本です。
これが読み進めていくと味わい深い可笑しさがあって、楽しい。
なんて肩の力の抜けたやり取りだろう。
読んでみてその内容から、
「黄昏」という表題の言葉になんだか俗世からの解脱っていうんでもないけど、
世界の好い所に溶け込んでさらっと希薄になった楽さを感じた。
「黄昏」っていうけど、元気じゃんっていう明るさもありますね。
糸井さんのおもしろ雑学、たとえば西遊記の沙悟浄は河童じゃなかった!
だとかからの話の展開には妙味がありますし、
伸坊さんはいろいろな人物その本人になってしまう芸風をお持ちなので、
天狗になったときの話だとか、いちいち笑えてしまうし、
楽しくてしょうがない400ページの読書体験になりました。
ぼくはいまでもしゃべりは得意ではないですが、
思春期からのしばらくなんて雑談すら苦手だったりもし、
なにかおもしろいネタだとかタメになる話しかしちゃいけなくて、
自慢にとられる危険性のある話やだじゃれは絶対に口にしちゃいけない、
なんて構えていたものですから、とくに女子と話をするときなんか、
どうやって口を開けばいいのかわからなかった。
そんな時分のぼくに、この本を読ませてあげたかったなぁと思いました。
無駄話のおもしろさですよね。
私語を慎みなさいなんて学校では言われますが、
その私語をしてしまうのはすごく楽しいからなんであって、
その楽しいんだという原点を、私語の禁止という抑圧から取り返すという効能を、
この本は持っています。
と、いろいろ言っていますが、四の五の言わずにおもしろいわけでして。
言葉のやり取りの楽しい感じですよね、この本に収められているのは。
名コンビの、落語のような無駄話に溢れていて、
おなかいっぱいになってもすぐにすーっと消化されて、
すぐにまたおかわりしたくなるような本でした。
『黄昏』 糸井重里 南伸坊
を読んだ。
お二人の対談というか、雑談というか、無駄話が、
400ページにもわたって繰り広げられている本です。
これが読み進めていくと味わい深い可笑しさがあって、楽しい。
なんて肩の力の抜けたやり取りだろう。
読んでみてその内容から、
「黄昏」という表題の言葉になんだか俗世からの解脱っていうんでもないけど、
世界の好い所に溶け込んでさらっと希薄になった楽さを感じた。
「黄昏」っていうけど、元気じゃんっていう明るさもありますね。
糸井さんのおもしろ雑学、たとえば西遊記の沙悟浄は河童じゃなかった!
だとかからの話の展開には妙味がありますし、
伸坊さんはいろいろな人物その本人になってしまう芸風をお持ちなので、
天狗になったときの話だとか、いちいち笑えてしまうし、
楽しくてしょうがない400ページの読書体験になりました。
ぼくはいまでもしゃべりは得意ではないですが、
思春期からのしばらくなんて雑談すら苦手だったりもし、
なにかおもしろいネタだとかタメになる話しかしちゃいけなくて、
自慢にとられる危険性のある話やだじゃれは絶対に口にしちゃいけない、
なんて構えていたものですから、とくに女子と話をするときなんか、
どうやって口を開けばいいのかわからなかった。
そんな時分のぼくに、この本を読ませてあげたかったなぁと思いました。
無駄話のおもしろさですよね。
私語を慎みなさいなんて学校では言われますが、
その私語をしてしまうのはすごく楽しいからなんであって、
その楽しいんだという原点を、私語の禁止という抑圧から取り返すという効能を、
この本は持っています。
と、いろいろ言っていますが、四の五の言わずにおもしろいわけでして。
言葉のやり取りの楽しい感じですよね、この本に収められているのは。
名コンビの、落語のような無駄話に溢れていて、
おなかいっぱいになってもすぐにすーっと消化されて、
すぐにまたおかわりしたくなるような本でした。