読書。
『AKB商法とは何だったのか』 さやわか
を読んだ。
昨今、アイドルグループがたくさん存在して、
「アイドル戦国時代」などと言われているようですが、
そのなかでもAKB48を中心に、その批判的に言われる
「AKB商法」とは何なのか、そして何だったのかを語る本です。
僕にとってはAKBなんて、気づいたら売れていて、
その歴史はよく知りませんでした。
それが、この本では一応のところ、
詳しめに2005年の結成時まで振り返って、その発展を教えてくれます。
けっこうな苦労をして、成功を約束されていたわけじゃないけれど
こんなに大成功したグループにあったんだなあと感慨もあるくらいです。
そして、その大成功までの戦略に、AKB商法と呼ばれる
販売戦略、人気拡大戦略があったということです。
それは、本書をかいつまむと、
AKB48だけに限ったものじゃないことがわかるのですが、
本書で触れられていないのには、今はどうかわかりませんが、
盛りだくさんの特典がついたCDなりDVDなりの単価が
高めだったことも挙げられますね。
そのあたりの記述、説明は無かったのですが、
まあ、惹きつけられる中核のファンなんかの
心の弱みに付け込んでいるんじゃないかとする批判はあるでしょうね。
本書でも、倫理的な問題に帰結するというような書き方がされています。
AKBまでのアイドルの流れとして、1971年デビューの南沙織さんから
ずっとアイドルというものを追っていくところもあります。
当時のアイドルとはどういうものだったか、
そして、どうアイドルのイメージと戦略が変遷していったかの記述は、
なかなか読みごたえがあり、おもしろかったです。
そして、最後はDD(だれでもだいすき)の話。
僕はもう、アイドルにたいしてはこの姿勢ですね。
ひとりとかひとグループとかにしぼって、
ストイックに応援するのは、自分に無理をしている気がする。
かといって、熱中するほどではないんですけどね。
たまに写真集やCDやDVDなどを買う程度で。
そうそう、Perfumeもアイドルということでしたが、
いまはもう、ダンスと音楽の質が高いので、
テクノユニットと名乗られても全然違和感がないです。
僕はPerfumeが好きです。
いろいろなデータと、客観的でわりと多角的な視点からの解析と、
軽めのニュースサイトのような文体ですが、なかなかに読ませてくれます。
この本はいい仕事していると思えました。
『AKB商法とは何だったのか』 さやわか
を読んだ。
昨今、アイドルグループがたくさん存在して、
「アイドル戦国時代」などと言われているようですが、
そのなかでもAKB48を中心に、その批判的に言われる
「AKB商法」とは何なのか、そして何だったのかを語る本です。
僕にとってはAKBなんて、気づいたら売れていて、
その歴史はよく知りませんでした。
それが、この本では一応のところ、
詳しめに2005年の結成時まで振り返って、その発展を教えてくれます。
けっこうな苦労をして、成功を約束されていたわけじゃないけれど
こんなに大成功したグループにあったんだなあと感慨もあるくらいです。
そして、その大成功までの戦略に、AKB商法と呼ばれる
販売戦略、人気拡大戦略があったということです。
それは、本書をかいつまむと、
AKB48だけに限ったものじゃないことがわかるのですが、
本書で触れられていないのには、今はどうかわかりませんが、
盛りだくさんの特典がついたCDなりDVDなりの単価が
高めだったことも挙げられますね。
そのあたりの記述、説明は無かったのですが、
まあ、惹きつけられる中核のファンなんかの
心の弱みに付け込んでいるんじゃないかとする批判はあるでしょうね。
本書でも、倫理的な問題に帰結するというような書き方がされています。
AKBまでのアイドルの流れとして、1971年デビューの南沙織さんから
ずっとアイドルというものを追っていくところもあります。
当時のアイドルとはどういうものだったか、
そして、どうアイドルのイメージと戦略が変遷していったかの記述は、
なかなか読みごたえがあり、おもしろかったです。
そして、最後はDD(だれでもだいすき)の話。
僕はもう、アイドルにたいしてはこの姿勢ですね。
ひとりとかひとグループとかにしぼって、
ストイックに応援するのは、自分に無理をしている気がする。
かといって、熱中するほどではないんですけどね。
たまに写真集やCDやDVDなどを買う程度で。
そうそう、Perfumeもアイドルということでしたが、
いまはもう、ダンスと音楽の質が高いので、
テクノユニットと名乗られても全然違和感がないです。
僕はPerfumeが好きです。
いろいろなデータと、客観的でわりと多角的な視点からの解析と、
軽めのニュースサイトのような文体ですが、なかなかに読ませてくれます。
この本はいい仕事していると思えました。
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