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<strong><利益を出すこと...></strong>

2005-08-01 07:19:45 | Massy's Opinion
                   ‘05-8-1
* カネボウの前社長が逮捕された。僕にとっては凄いショッキングな事...あの大カネボウが…という訳だ。僕のように小商人の家に育つと、今更のように親父が言っていた言葉が思い出される。いわく「在庫は儲けのカスでなければいけない...」国民学校(=小学校)に入った時から「お小遣い」を貰ったが「小遣い帳」を付けさせられて、月末には小遣い帳と現金の残高を揃えて、それが合わないと翌月のお小遣いを呉れない。第二次世界大戦で疎開する4年生位までそうやって居た。
* 小遣い帳は「金銭出納帳」であり、個人でも会社でも此れが商売や経営の基本だと思う。昔の商店では、一日の帳簿付けが終わって一日の仕事が終わる。僕の小遣い帳も月末に一月纏めて書こうこうとすると使ったお金が解らなくなる。「小遣い帳の残高」と「現金残」が合わないと次が貰えないので否応無しに帳尻を合わせたものだ。方法は使ったもの、買ったものの「数を増やす」、「単価を上げる」此れは粉飾決算である。「お金を落としたとき」なんかは何時もこうやって居た。親父は在る時、「落としたら落としたと書け...」そして、「二度と落とすな」とよく言っていた。もう一つこの頃覚えた事は、「前月末残高+当月収入―当月支出=当月末残高」の式である。
* カネボウの前社長はこんなことを解っていたのだろうか?株主や従業員が解らないと思っていたのだろうか?「利益を出すには相当の心構えがいる」「小遣い帳で繰越」を作るわけだから大変だ。次のプレーを考えた「予算=PLAN作り」が必要になってくる。親父が「小遣いを減らすぞ」と言われるのが恐ろしくて、「落とした」といって臍繰りを作る。此れがバレると嘘つきは「泥棒の始まり」と叱られる。    
* さて、「PLAN作り」の中で一番大事なのは耐久消費財の見積り、要するに「減価償却」だ。自動車なんか正にこの商品である。