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<strong><留学生 Part1>  '05-10-10</strong>

2005-10-09 22:25:07 | Massy's Opinion
* 海外に興味もった経緯 Mrs.A,T,Mとの出会い 
今から50年くらい前、僕が中学生の頃第二次大戦後、アメリカの文化が溢れてきた。
その中に、「True Story」と言う雑誌があったが、いろんな心を打つ物語や意外性のある物語が載っていた。そんな時代アメリカに誘われた興味がやがて海外への興味となった。そして、これからの話も全部「True Story」である。
* 初めての外国人を雇う
20年くらい前、「Massy」と言うコーヒーショップを広げた時、店員を募集したら、マレーシア人の応募者がいた。店のテーマは「女を売るな、コーヒーを売れ」「家庭的なサービス」「清潔」とした。「家庭的なサービス」とは「お客様と必ず一言、言葉を交わせ」である。来日間もない彼女は日本語学校に通っていて言葉もたどたどしい。
★専務「オーナーどうしようか?姉さんと一緒に来たんだけれど...姉さんと一緒に飯倉のマンションに住んで、姉さんは上智大学だって...」
★僕「身元がシッカリしていればな...マレーシアから来てマンション、しかも飯倉...使ってみたら...」
と言うことで採用した。日本語学校に1年半行って、大学に行く予定だった。
12月の或る日、僕が店により地下鉄で帰ろうとすると「オーナー、オーナー...」とTanが追いかけて来て、「オーナー学校で伊豆へ旅行に行って来ました。これ私のお土産...」
と言って、温泉饅頭のビニールパックに包まれた小さいのを一つ真っ赤な顔をして、差し出してきた。「ええ?」普通なら多分10個くらいがパックに成っている内の一つである。すかさず僕は「有難う」と貰って別れた。キットお小遣いも無かったのか...
* 入国管理局の女の人一年半過ぎて大学受験にになった。そして、長期留学の為、保証人が必要になり「オーナー誰か保証人に成ってくれないかしら?」と言われた。僕も留学生の保証人は初めての事、年収600万以上の人と言うことで、頼まれたが、正直な所金銭の保証なのか?よく解らないので、勉強の為も含めて、入国管理局に出向いた。そして、窓口のベテランらしい女子の事務員に、、「僕の一年チョッとの付き合い、向こうの親との面識も依頼もある訳ではない」と経緯を話して率直な所断りたいと言う考えを話した。その女子事務員が「留学生、巷間言われるような悪い子ばかりではないですよ。真面目な子も多いので、出来るだけ力に成って上げて下さい」と言われた。そして、「経済的な保証ではなく、身元の保証だけだ」この一言はとても印象的だった。良く親戚縁者の保証人に成って、「えらい被害を蒙った」と言う話を聞くが、保証の範囲はよく確認する事が必要だ。結果的に彼女は奨学金の資格を取ると同時に保証人も他の人に依頼してきた。
* 大学入学と勉強の仕方
中央大学に入学した後、身寄りよりも無いので単位の取り方を教えた。土曜、日曜日には「ご飯を食べにおいでよ」と言って、日本の話、学校の仕組み等話してあげた。Megumi も丁度、高校一年位、兎に角、A,T,M嬢は「マレーシア語、英語、広東語」が出来る。Meguの勉強にもなるだろうと考えもした。兎に角彼女は真面目に良く人の話しを聞いた。
* 良い成績に驚く...
一年過ぎて、成績表を持ってきたが、「C」は日本語だけ、「オーナー、日本の学校おかしいよ。私、日本語で答案書いて、Aがこんなにあるのに、日本語のCは解らないよ」と言う。もっともな話で返答に困った。「君の日本語は学問とすれば、ヒアリング、スピーキング、ライティングとあるだろう。スピーキングは未だおかしいよ。そう言う意味ではCだよ」と説明したが、内心良い成績には驚いてしまった。そんな事で卒業し帰国した後、勉強の成果を発揮して日本大使館始め語学力が生かせる職場で働き、結婚し2児の母親としてママゴンをしている。昨年、富士山と雪をご主人に見せたいと二人で日本にきて、僕の家に一週間泊まっていった。彼女との出会いがその後の多くの留学生との交流の始まりであった。(続くPart2へ)