massy-academy

advice for consumer

“参議院予算委員会から“    ‘16-10-18

2016-10-18 07:15:37 | Massy's Opinion

★Massy’s Opinion

・10/20 参議院の予算委員会が中継された。この処、政治問題が面白い。焦点は、安部さんと防衛大臣の稲田57歳さんである。野党の方では、民進党の横尾42歳さんである。安部さんの方針で女性議員が相当に増えた。稲田さんの防衛大臣と言うのはどうもピーンと来ない。

PKOの現場へ行くそうだが、前線の士気がどんな反応を示すのか速く見てみたい。横尾さんは選挙の時から面白いなと思って見ていたが、早速、予算委員会で質問の場が与えられて居たし、蓮舫48歳さんよりリーダーとしては適材かな?と思った。矢張り人事は何と言っても「年功序列」が無難な所なのだろう。いずれ此の女性軍が中心的存在に成って行くのだろう。さて、次に民進党の予算委員で磯崎哲史委員が質問に立った。磯崎議員は自動車総連の推薦で比例代表で当選した議員の筈である。アベノミックスの達成度合いを自動車の販売、生産、輸出の台数ごとに自動車業界の実態を話されていた。僕も今の景気の悪さを人に話す時に自動車の売れ行きを例に取って話をする。委員会での正確な数字とは、勿論異なると思うが。ピーク時との台数と現在の年間台数の概数は次のようだ。

・ピーク時

国内生産は1300万台、国内販売は800万台 輸出が500万台(此の他に中古車輸出150万台)

・現在

国内生産  900万台 国内販売500万台  輸出400万台(中古車120万台)

と言う様な話をする。要するに自動車の生産は国内ではピーク時の60%位に成っているのである。波及効果の多い自動車産業が此れでは景気が良くなる訳は無い。

 ・全ての工業生産物は重量を軽くすることが、一番のコスト低減、収益アップにつながる。自動車の総生産重量をパソコンやアイホーンの重量で埋めるとすれば此れは大変なこと...今の自動社会はそれぞれの業績発表では、海外生産も含めて台数を発表している。良い例が日産である。国内では恐らく年100万台位しか生産していないだろう。磯崎議員の説明は非常に解かり易く、比較的良く国会実況を見ている僕には始めての同感する質疑だった。磯崎議員の討議終了後、総理が何か磯崎さんに笑顔で挨拶していたのが、印象的だった。民進党は民主党時代から田渕先生、真嶋先生が居たが、大体が日産出身枠、トヨタ出身枠と決まっており、磯崎さんは田渕先生の交代要員である。時代が大きく変わっているので、新しい視点から日本の実態経済の中で自動車産業の役割を問題提起して欲しい。

さて、此の他に色々な議論もあったが、デフレ脱却が安部さんの売込みたいところ。「前年比何%アップ」と言う話が良く出て来る。然し、何時も単位がもう一つ鮮明ではない。

生産性の議論も僕は全ての議論は「一人当たり」「一時間当たり」そして、基準年を定めそれにつれた「時系列での何%アップ」と言う話し方や書き方が出来ないものだろうか?

生産性を向上しなければ生活は良くならない。生産性の向上は国民の心の問題だと思う。今、日本は本当に危機だと思う。肥大化した組織、若い人が倫理観の乏しい行動をとる、

日本だけでは無いかもしれない。世界的に同じなのかもしれない。予算委員会の中継を見ながら磯崎さんの質疑に嬉しい感じと本当に内閣の人々はわかっているといいがな...と言う期待と危機感の二つの感じを持ちもっと時間を掛けて話し合って欲しいと思った。