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Sexism (http://www.merriam-webster.com/dictionary/sexism):
1: prejudice or discrimination based on sex; especially:
discrimination against women
2: behavior, conditions, or attitudes that foster stereotypes of social roles based on sex
・アメリカ大統領選が、間近にせまっている。19日に、最後の大統領候補者のディベートが行われた。永住権は持っていても、市民でない私は、選挙権がないんだけど、日本でも報道されているように、今回の大統領選は、あまり知的なものではない。トランプ氏が、十年程前に“名と力で、どんな女でも落とせる”ような会話が録音されたビデオが公開されたのをきっかけに、トランプによってセクシャルハラスメントを受けたと言う女性が公にでてきたりしている。What a drama…アメリカでは人々が男女差別に限らず、人種差別など人権に対してセンシティブ 。なので、このトランプ氏に対する反応は、女性を見下している、女性に対する対応が不適切だと言われている。私としては、これは、男女差別、女性に対する態度の問題ではなく、彼自身の人間としての問題としてとっている。ビジネスで成功していて(トランプ氏によると)、名が知れていたとしても、他の人を “尊重”するという態度がみられない。特に、大統領候補者として、公でそんな態度で振る舞っている者が、国の代表者になれるのか? また、こんな人をサポートしている人がいるのが信じられない。ヒラリーが、完璧だとは言えないが、彼女の方が、国のリーダーとして適切というのは明らか(だと私は思う)。
・そして、これもSexism の問題のひとつ。知り合いの大学の教授がFacebookに先日、投稿していた記事:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161001-00013739-forbes-bus_all これによると、典型的な “男性より一歩下がって後ろをついていき、男性を立ててくれる人”“座っている男性にお茶を出すなど、心を配り尽くしてくれる控えめな女性”という“大和ナデシコ”のイメージのある日本人女性は、欧米人男性に好かれると。そして、 “欧米人は外見でアジア人の国籍を見分けられないため”、自己主張のある他のアジア人女性もみな日本人女性のように振る舞ってくれるという“アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)”を持っており、それで結婚すると、どうも思っていたのと違うので,離婚することが多いらしい。又,この記事によると“世界経済フォーラム(WEF)が行っている男女の平等格差を表すジェンダーギャップ指数(2014年)で、日本は142か国中104位と先進国では極端に低い。高い教育を受けた女性が社会で活躍していないことは、国の競争力に悪影響を及ぼす。実際、国際経営開発研究所(IMD)の国際競争力ランキング(2014年度)で日本は47か国中21位だ。1位の米国のみならず、3位シンガポール、4位の香港からも大きく離されてしまっている。”そうだ。
・日本の社会も、この20年程かなり変わってきている。キャリアを重視して成功している女性、結婚/出産後も仕事を続けている女性も増えている。だけど、高収入の女性に対する“人の目”や、仕事で成功する機会がまだ、欧米に比べると少ないのではないか?
また、仕事での機会というのは、会社内での機会だけでなく、自分で何かを始めるというということも、機会のひとつ。仕事とプライベート、家族とバランスをとるのは容易なことではないので、それでも、“どうにかするぞ”と目標と強い信念を持って,前に進めなければならない。これから,日本人女性のイメージ、“おしとやか”、かけが“かわいい”だけでなく、自己主張ができて、“キレる”女性と言う方向に変わっていって欲しいものだ。
他国の人種と比べて、自己主張をしないのは、日本人女性だけでなく、日本人の特性ではないか? 自己主張は、別にけんかを売っているとか,相手を否定しているとかいうわけではない。自分の意見をその場で言わずに、後になって、問題を持ち出して来るというのが、日本人のパターンではないか。率直に意見をかわす事で、物事が効率的に進む。20年も海外生活をしていて、さらに、日本社会で働いた事がないので、偉そうに言えないが、率直に意見をかわさない型にはまった日本の文化・特性が、日本の経済停滞の要因のひとつとなっているのではないだろうか?
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