ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

飲み頃熟成イタリアワイン

2007-11-05 23:54:55 | ワイン&酒
先日あった試飲会で、
「あ~ 熟成したワインはやっぱりウマイ~」 としみじみ思ったのがコチラ




Ciro Rosso Classico Superiore Riserva 1991 Ippolito 1845
(DOC Ripe del Falco, Calabria, Ialy)

イタリアの長靴のつま先、カラブリア州の赤ワインで、ヴィンテージと間違えそうな「Ippolito 1845」が生産者名
「1845」は設立年です。


カラブリアはギリシャの影響を大きく受けている地域で、遺跡などにそれが顕著に見られます。
というのも、紀元前5世紀にギリシャの植民都市だったからです。



で、このワインに話を戻すと、1991年のワインということで、16年の年月を経て、
熟成した旨味が非常によく乗っています

官能的・・・ともいえる雰囲気が漂い、ピノ・ノワール好きなら、この感覚がわかってくれそうでしょうか?・・・


ブドウは「ガリオッポ」 という 土着品種100%

このブドウはギリシャが原産で、たくましくてあまり繊細ではない、と言われていますが、年月を積み重ねてやわらかくてなめらかな、素晴らしいワインになっています。

こういうワインを飲むと、つくづく旨いなぁ~と思います。
まさに飲み頃ですね 


この生産者の他のワインは、あのクリムトの絵がラベルに使われているものもあるので、絵画好きは要チェックかも


(輸入元)大榮産業

コメント
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