“秋ロゼ” といえば、先日、生産者が来日していたスペインの 「BODEGAS CASTANO」
(ボデガス・カスターニョ)のロゼも超オススメです
ボデガス・カスターニョはスペインはDOイエクラの生産者です。
今年の夏前に新ラベルの発表会があったばかりですが、秋になって生産者が来日したこともあり、改めてプレゼンテーションが行われました。
カスターニョは1950年にYECLA(イエクラ:スペイン南東部、ムルシア州)に設立されましたが、1980年代までは協同組合にブドウを売っていました。
が、モナストレルの可能性を確信し、自ら瓶詰めを行うようになり、2001年に某評論家が高いポイントを付けたことから、評価がグングン上がってきました。
現在は、ラモン・カスターニョ氏と3人の息子で家族経営を行っています。
今回来日した三男のダニエルはマーケティング担当
カスターニョのロゼワイン
中)Dominio Espinal Rosado 右)Castano Rosado (1,000円、1,200円)
左は白ワインの “Dominio Espinal Blanco”(マカベオ100%) (1,000円)
ドミニオ・エスピナルのロゼはモナストレル100%、カスターニョ・ロゼはモナストレル85%+5%ずつのシラー、ガルナッチャ、カベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドです。
どちらもなめらかな口当たりで、やわらかな果実味と軽快な酸味のバランスがよく、ほどよいボリュームでスーッと入ってきますが、カスターニョ・ロゼの方がややコクがあります。
アペリティフによし、ピンチョスはもちろん、たいていの食事にマッチします。
深みのある濃い色調も魅力です。
いずれのロゼもモナストレル(=ムールヴェドル)がベース。
というのも、カスターニョでは モナストレルを重視 しているからです。
カスターニョのモナストレルのブドウ樹 (この写真は輸入元提供)
モナストレルの収穫風景 (この写真も輸入元提供)
スペインの中で、イエクラは乾燥して雨が少ない土地。畑の平均標高は700mで、夏は非常に暑く(最高42℃!)、冬はマイナス7℃にもなる厳しい気候条件となっていますが、年間日照時間は3000時間になります。
非常にドライな気候なので、カスターニョでは殺虫剤は使いません。
モナストレルは乾燥に強い品種ゆえ、イエクラの土地には合っているのです。
ダニエル曰く、
「モナストレルはスペインの三大ブドウのひとつ。モナストレルには大きなポテンシャルがある。飲みやすく、理解しやすいワインになる。しかも値段もあまり高くない(笑)今までは造り手の考えを消費者に押し付けてきたが、今は消費者の好みを大事にしたワインを提供している」
赤ワインももちろんモナストレル主体です。
CASTANO Monastrell (1,200円)
こちらはモナストレル100%。
ドミニオ・エスピナル・ティントは、モナストレル85%+シラー15%。
果実味はしっかりしていますが、タンニンがなめらかで、引っ掛かりがありません。
日本の食卓に幅広く使えます(焼鳥、肉じゃが、煮込み、赤身の刺身など)
HECLA 2009 (1,700円)
この“ヘクラ”のラベルが新しくなりました。
カスターニョ社のフラグシップワインで、これもモナストレル100%。
畑の標高は800m、樹齢35~60年のブドウからつくられます。
モナストレルは、アルコールが高くなり、果皮が厚いのでタンニン分が強くなる品種で、時としてこれらはワインにとってマイナスになることがあります。
特に、近年は食のライト化もあり、あまりルコールが高いものや濃厚すぎるものは食事に合わないこともあることから、カスターニョでは“酸”を強めに出すように変化してきています。
実はイエクラは海岸線から車で30分くらいの場所にあり、魚介類もよく食べられます。
健康志向から野菜も好まれ、食のトレンドがかなり変化してきているとか。
このヘクラ2009年も酸のレベルを高くしてバランスを重視し、より幅広い用途で楽しめるワインになっています。
このワインにオススメなのは、イベリコ豚のロースト。
イベリコ豚はかなり贅沢ですから、スーパーで買える国産豚でも大丈夫です(笑)
地元の伝統料理では、羊や山羊のローストがあります。
特に、山羊はモナストレルとよくマッチするそうですが、日本ではなかなか難しいですよね。
山羊乳からつくられる地元チーズ「ケソ・デ・ムルシア・アル・ビノ」なら、日本でもチーズ専門店などで手に入るかもしれません。
ところで、今まで紹介してきたワイン、どれもお値段が魅力的 だと思いませんでしたか?
1,000円台でこれだけの味わいのワインが楽しめるとは嬉しい限り。
まさに、ダニエルの言う、消費者目線のワイン です
(輸入元:株式会社アグリ)
(ボデガス・カスターニョ)のロゼも超オススメです
ボデガス・カスターニョはスペインはDOイエクラの生産者です。
今年の夏前に新ラベルの発表会があったばかりですが、秋になって生産者が来日したこともあり、改めてプレゼンテーションが行われました。
カスターニョは1950年にYECLA(イエクラ:スペイン南東部、ムルシア州)に設立されましたが、1980年代までは協同組合にブドウを売っていました。
が、モナストレルの可能性を確信し、自ら瓶詰めを行うようになり、2001年に某評論家が高いポイントを付けたことから、評価がグングン上がってきました。
現在は、ラモン・カスターニョ氏と3人の息子で家族経営を行っています。
今回来日した三男のダニエルはマーケティング担当
カスターニョのロゼワイン
中)Dominio Espinal Rosado 右)Castano Rosado (1,000円、1,200円)
左は白ワインの “Dominio Espinal Blanco”(マカベオ100%) (1,000円)
ドミニオ・エスピナルのロゼはモナストレル100%、カスターニョ・ロゼはモナストレル85%+5%ずつのシラー、ガルナッチャ、カベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドです。
どちらもなめらかな口当たりで、やわらかな果実味と軽快な酸味のバランスがよく、ほどよいボリュームでスーッと入ってきますが、カスターニョ・ロゼの方がややコクがあります。
アペリティフによし、ピンチョスはもちろん、たいていの食事にマッチします。
深みのある濃い色調も魅力です。
いずれのロゼもモナストレル(=ムールヴェドル)がベース。
というのも、カスターニョでは モナストレルを重視 しているからです。
カスターニョのモナストレルのブドウ樹 (この写真は輸入元提供)
モナストレルの収穫風景 (この写真も輸入元提供)
スペインの中で、イエクラは乾燥して雨が少ない土地。畑の平均標高は700mで、夏は非常に暑く(最高42℃!)、冬はマイナス7℃にもなる厳しい気候条件となっていますが、年間日照時間は3000時間になります。
非常にドライな気候なので、カスターニョでは殺虫剤は使いません。
モナストレルは乾燥に強い品種ゆえ、イエクラの土地には合っているのです。
ダニエル曰く、
「モナストレルはスペインの三大ブドウのひとつ。モナストレルには大きなポテンシャルがある。飲みやすく、理解しやすいワインになる。しかも値段もあまり高くない(笑)今までは造り手の考えを消費者に押し付けてきたが、今は消費者の好みを大事にしたワインを提供している」
赤ワインももちろんモナストレル主体です。
CASTANO Monastrell (1,200円)
こちらはモナストレル100%。
ドミニオ・エスピナル・ティントは、モナストレル85%+シラー15%。
果実味はしっかりしていますが、タンニンがなめらかで、引っ掛かりがありません。
日本の食卓に幅広く使えます(焼鳥、肉じゃが、煮込み、赤身の刺身など)
HECLA 2009 (1,700円)
この“ヘクラ”のラベルが新しくなりました。
カスターニョ社のフラグシップワインで、これもモナストレル100%。
畑の標高は800m、樹齢35~60年のブドウからつくられます。
モナストレルは、アルコールが高くなり、果皮が厚いのでタンニン分が強くなる品種で、時としてこれらはワインにとってマイナスになることがあります。
特に、近年は食のライト化もあり、あまりルコールが高いものや濃厚すぎるものは食事に合わないこともあることから、カスターニョでは“酸”を強めに出すように変化してきています。
実はイエクラは海岸線から車で30分くらいの場所にあり、魚介類もよく食べられます。
健康志向から野菜も好まれ、食のトレンドがかなり変化してきているとか。
このヘクラ2009年も酸のレベルを高くしてバランスを重視し、より幅広い用途で楽しめるワインになっています。
このワインにオススメなのは、イベリコ豚のロースト。
イベリコ豚はかなり贅沢ですから、スーパーで買える国産豚でも大丈夫です(笑)
地元の伝統料理では、羊や山羊のローストがあります。
特に、山羊はモナストレルとよくマッチするそうですが、日本ではなかなか難しいですよね。
山羊乳からつくられる地元チーズ「ケソ・デ・ムルシア・アル・ビノ」なら、日本でもチーズ専門店などで手に入るかもしれません。
ところで、今まで紹介してきたワイン、どれもお値段が魅力的 だと思いませんでしたか?
1,000円台でこれだけの味わいのワインが楽しめるとは嬉しい限り。
まさに、ダニエルの言う、消費者目線のワイン です
(輸入元:株式会社アグリ)