★ 「Sonoma-1-」 より続きます
Sonoma County には13のブドウ栽培地域(AVA)がありますので、これを一度に全部回ろうとするのは至難の業。
ソノマのワインの歴史を紐解きながら辿るなら、サンフランシスコから近い ソノマ・ヴァレー からスタートするのがオススメです。
ソノマ・ヴァレーのソノマ・シティ中心部には、-1-で紹介したソノマ初の商業的ワイナリー Buena Vistaや、禁酒法時代にもワインを生産を許されていたSebastianiの他、ジンファンデルで著名なRavenswoodなどが集まっています。

シティの中心部にある Sonoma City Hall は町のシンボル

City Hallを囲む広場は PLAZA (プラザ)と呼ばれています

プラザの芝生は絶好のピクニックポイントになっているそうです

プラザを囲むようにレストランや店が立ち並んでいます

プラザ周辺をブラブラし、疲れたらコーヒーブレイクするのもいいですね
-1-で紹介した「セバスチアーニ・ワイナリー」はプラザから徒歩で行けます


ミッション・サンフランシスコ・ソラノ (Sonoma City)
プラザの北東の角にあるのが、スペインがカトリック教会の布教活動のために経てたカリフォルニア・ミッション(伝道所)のひとつ「ミッション・サンフランシスコ・ソラノ」。
1769年にカリフォルニア南部のサン・ディエゴから始まったミッション建設は、西海岸を北上しながら次々に建てられていき、最後に、ここソノマの町に建てられました(1823年7月4日)。
つまり、ここが最後&最北のカリフォルニア・ミッションです。
現在も当事の建物がそのまま残り、内部や各種資料が展示されています。

“カリフォルニア・ミッション”と“ワイン”は深い関係があります
(例:ミッション・サンタ・バーバラ → コチラを参照)
ソノマで商業用ワイナリーが創設されたのは1857年ですが(ハージー伯爵によるブエナ・ビスタ・ワイナリー)、ロシアからの植民により、ソノマ・コーストのフォートロスにブドウが植えられたのが1817年という記録があります。
ちなみに、フォートロスの南16kmのJennerの町が河口となっている“Russian River”は、ロシア植民由来の名称です。
ロシア植民とは別ルートで、1823年、スペイン人のフランシスコ修道士がソノマ・ミッション(ミッション・サンフランシスコ・ソラノ)に数千本のブドウ樹を植えました。
この時のブドウ品種が ミッション(Mission)です。
ミッションは、宣教師が宗教行事のためのワインをつくるためのブドウでした。
ヨーロッパのブドウ品種であるヴィティス・ヴィニフェラを北カリフォルニアに導入したのが、ブエナ・ビスタの創始者であるハラジー伯爵です。
彼は外国から持ち帰ったブドウの苗を、それぞれに適していると判断した土地に植えました。
今でこそ、この方法は当たり前ですが、当事は革新的なことだったようです。
伯爵がブエナ・ビスタを開いたソノマ・ヴァレーは土地に多様性があり、現在、冷涼な地域からは素晴らしいシャルドネが、平地では構成のしっかりしたメルローが、山の斜面では力強いカベルネ・ソーヴィニヨンがつくられています。

冷涼で表土の浅い丘陵地のカーネロスではピノ・ノワール、シャルドネを生産
サンパブロ湾の北に位置するカーネロスは、ナパ郡とAVA名を共有する地域。
郡内で最も南部ですが、最も涼しい気候となります。
スパークリングワインの生産が多いのも特徴で、仏シャンパーニュの「テタンジェ」が進出した「Domaine Carneros」もこのカーネロス地区(ナパ側ですが)にあります。

フランス風の立派な館のような建物が目を惹く「Domaine Carneros」

基本的には、小規模で職人気質の生産者が多く、素朴で親しみやすい雰囲気のソノマは、のんびりワイナリー巡りを楽しみたい人にはピッタリだと思います。
ソノマ・ヴァレーをはじめ、冬でも昼間は暖かいところがありますので、これからソノマ行きを計画しても大丈夫ですよ(笑)
*ソノマのワイナリー巡りには Sonoma County Vintners のHPが便利
http://www.sonomawine.com/

Sonoma County には13のブドウ栽培地域(AVA)がありますので、これを一度に全部回ろうとするのは至難の業。
ソノマのワインの歴史を紐解きながら辿るなら、サンフランシスコから近い ソノマ・ヴァレー からスタートするのがオススメです。
ソノマ・ヴァレーのソノマ・シティ中心部には、-1-で紹介したソノマ初の商業的ワイナリー Buena Vistaや、禁酒法時代にもワインを生産を許されていたSebastianiの他、ジンファンデルで著名なRavenswoodなどが集まっています。

シティの中心部にある Sonoma City Hall は町のシンボル

City Hallを囲む広場は PLAZA (プラザ)と呼ばれています

プラザの芝生は絶好のピクニックポイントになっているそうです


プラザを囲むようにレストランや店が立ち並んでいます

プラザ周辺をブラブラし、疲れたらコーヒーブレイクするのもいいですね

-1-で紹介した「セバスチアーニ・ワイナリー」はプラザから徒歩で行けます


ミッション・サンフランシスコ・ソラノ (Sonoma City)
プラザの北東の角にあるのが、スペインがカトリック教会の布教活動のために経てたカリフォルニア・ミッション(伝道所)のひとつ「ミッション・サンフランシスコ・ソラノ」。
1769年にカリフォルニア南部のサン・ディエゴから始まったミッション建設は、西海岸を北上しながら次々に建てられていき、最後に、ここソノマの町に建てられました(1823年7月4日)。
つまり、ここが最後&最北のカリフォルニア・ミッションです。
現在も当事の建物がそのまま残り、内部や各種資料が展示されています。

“カリフォルニア・ミッション”と“ワイン”は深い関係があります
(例:ミッション・サンタ・バーバラ → コチラを参照)
ソノマで商業用ワイナリーが創設されたのは1857年ですが(ハージー伯爵によるブエナ・ビスタ・ワイナリー)、ロシアからの植民により、ソノマ・コーストのフォートロスにブドウが植えられたのが1817年という記録があります。
ちなみに、フォートロスの南16kmのJennerの町が河口となっている“Russian River”は、ロシア植民由来の名称です。
ロシア植民とは別ルートで、1823年、スペイン人のフランシスコ修道士がソノマ・ミッション(ミッション・サンフランシスコ・ソラノ)に数千本のブドウ樹を植えました。
この時のブドウ品種が ミッション(Mission)です。
ミッションは、宣教師が宗教行事のためのワインをつくるためのブドウでした。
ヨーロッパのブドウ品種であるヴィティス・ヴィニフェラを北カリフォルニアに導入したのが、ブエナ・ビスタの創始者であるハラジー伯爵です。
彼は外国から持ち帰ったブドウの苗を、それぞれに適していると判断した土地に植えました。
今でこそ、この方法は当たり前ですが、当事は革新的なことだったようです。
伯爵がブエナ・ビスタを開いたソノマ・ヴァレーは土地に多様性があり、現在、冷涼な地域からは素晴らしいシャルドネが、平地では構成のしっかりしたメルローが、山の斜面では力強いカベルネ・ソーヴィニヨンがつくられています。

冷涼で表土の浅い丘陵地のカーネロスではピノ・ノワール、シャルドネを生産
サンパブロ湾の北に位置するカーネロスは、ナパ郡とAVA名を共有する地域。
郡内で最も南部ですが、最も涼しい気候となります。
スパークリングワインの生産が多いのも特徴で、仏シャンパーニュの「テタンジェ」が進出した「Domaine Carneros」もこのカーネロス地区(ナパ側ですが)にあります。

フランス風の立派な館のような建物が目を惹く「Domaine Carneros」


基本的には、小規模で職人気質の生産者が多く、素朴で親しみやすい雰囲気のソノマは、のんびりワイナリー巡りを楽しみたい人にはピッタリだと思います。
ソノマ・ヴァレーをはじめ、冬でも昼間は暖かいところがありますので、これからソノマ行きを計画しても大丈夫ですよ(笑)
*ソノマのワイナリー巡りには Sonoma County Vintners のHPが便利

http://www.sonomawine.com/
