香港で仕事をされている大学の先輩Sさんが一時帰国をするというので、前回に引き続き 六本木の「ミスタースタンプス・ワイン・ガーデン」でワイン会が開催されました。
ゴージャスな顔ぶれによるスタートは、素晴らしいシャンパーニュから
Champagne HENRIOT Brut Souverain MG (仏、シャンパーニュ)
洗練されたエレガンスをモットーとするアンリオは、1808年創業のシャンパーニュ・メゾン。
“スーヴェラン”とは“至高”の意味。グラン・クリュとプルミエ・クリュのみのシャルドネ50%+ピノ・ノワール50%でつくられています。
レースのように繊細で持続性のある泡、しっとりとした熟成感が、じんわりカラダの隅々にしみこむ!マグナムならではの旨味もありますね!非常にいい状態!これは幸先のいいスタートです
NYETIMBER Blanc de Blancs Brut 2001 (英)
ワイン好きの間では、もうすっかり有名になったナイティンバー。“ナイティンバー”とは、“新しい木の家”という意味。1988年にスタートした、スパークリングワインに特化したワイナリーです。
シャルドネ100%のブラン・ド・ブランで、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵でつくられています。2001年ヴィンテージなので、すでに10年以上が経過していますが、酸がしっかりしていてフレッシュ感があり、泡立ちも元気。フィシュ&チップスを思わせる前菜「平目のフリット」とバッチリ!
平目のフリット
ROSE HILL Rose 2010 Denbies Wine Estate (英、サリー州)
LOVE ROSE ワインのひとつで、ドルンフェルダー、ピノ・ノワール、ロンドのブレンド。
明るいローズカラーがキレイ。果実味がマイルドで、ほんのりと甘さを感じる味わいがチャーミング。この英国ロゼも、「平目のフリット」のタルタルソースによくマッチしました。
JAPAN PREMIUM Muscat Bailey A Rose 2011 サントリー (日本、山梨)
ロゼが続きますが、こちらは日本独自品種のマスカット・ベリーAを使っています。イギリスのロゼワインよりもさらに色調が濃くなり、艶やかです。独特のマスカット・ベリーAの味わいがあり、ぐっと甘さが増します。これは食前酒でもいいですね。スウィーツと合わせ、ティータイムに楽しむのもオススメ。女子会にも喜ばれるでしょう。「イノシシのテリーヌ」に添えられているイチジクとよく合いました。
イノシシのテリーヌ
HAWLEY Viognier Sonoma County 2010 (米、カリフォルニア)
カリフォルニアのヴィオニエと聞くと、なんだか超華やか~な印象ですが、これはかなり上品!ピュアな果実味に、酸の支えがしっかりあり、非常にバランスよく仕上がっています。アルコールは13.9%ですが、タッチが繊細。テリーヌとの相性もいいですね!
NAPA CELLARS Napa Valley Chardonnay 2011 (米、カリフォルニア)
ソノマのヴィオニエと並べたのは、ライバルのナパのシャルドネ。アルコールは14%。
とろりとなめらかな口当たりですが、樽の使い方が上品なため、ほどよいリッチさのボディです。均整が取れているので、疲れさせないシャルドネです。クリーム系の料理との相性がよく、今回の「ポルチーニ茸のクリームスープ」との相性はバッチリでした。
ポルチーニ茸のクリームスープ
CALERA RYAN Vineyard Pinot Noir Mt.Harlan 2009 (米、カリフォルニア)
いい流れでカリフォルニアのピノ・ノワールが登場。しかも、あのカレラ5番目の単一畑「ライアン」です。
凝縮感がありますが、果実味がキレイで、まだ若々しさを感じます。この畑に植樹したのは1998年で、初ヴィンテージが2002年でした。かつて2003年を飲んだ時から比べると、樹齢が高くなってきていることで味わいも少し落ち着いてきたように思います。
魚のポワレ (魚の名前は失念) “アンリオ”に戻ってみたところ、よく合いました!
CAPE WINEMAKERS GUILD NEIL ELIS AUCTION RESERVE 2000 (南ア、ステレンボッシュ)
ステレンボッシュのJonkershoek Valley産のカベルネ・ソーヴィニヨンで、アルコール13.5%。
注目は、このワインを持参した山上昌弘氏(日本ドリンク協会代表理事)が、2002年のオークションで落札したワイン1ケースのうちの1本ということ(右のラベル参照)。
タンニンが濃密で、骨格がガッチリとしています。まだまだ若い!
そこで、デカンタをしていただいたところ、多少ほぐれてきましたが、それでもカッチリ堅牢です。あと1本残っているそうですから、また何年後かに再会したいですね。
Chateau Gruaud-Larose 2002 (仏、ボルドー)
メドック格付け第2級、サン・ジュリアン村のグリュオ・ラローズが登場。
サン・ジュリアンのワインはバランスの良さがあると思います。2002年はすでに飲み頃になっていますので、口当たりはスムース。食事との相性も良好で、甘辛いソースの「ウサギ肉」ともよく合いました。ただ、ワインの順番としては、南アのカベルネの前の方が落ち着いたと思います。
ウサギ肉 甘辛いソース
SOLAIA 2007 Antinori (伊、トスカーナ)
ご存知、“スーパータスカン”のひとつで、カベルネ・ソーヴィニヨン75%、サンジョヴェーゼ20%、カベルネ・フラン5%、アルコール14.5%。
各評価誌で高得点を獲得しているスーパーワインですが、今回のソライア2007については、“上品”としかメモに残っていないのが悔やまれます。
ORNELLAIA 2001 Tenuta dell'Ornellaia (伊、トスカーナ)
スーパータスカンがもう1本!先輩が香港で入手したとのこと。オルネライア2006は、カベルネ・ソーヴィニヨン56%、メルロ27%、カベルネ・フラン12%、プティ・ヴェルド5%。。こちらも、私のメモには、“キレイ、若い”という文字のみ。後半になってくると、残念ながらメモも少なくなってきますね(苦笑)
フロマージュ
SOLARIS 信州 小諸メルロー 2005 マンズワイン小諸ワイナリー (日本、長野)
長野県小諸産メルロー100%を使用した日本のワインです。
これに至っては、写真のみが存在。もしかしたら飲みはぐったかもしれません。
デザート
TOKAJ CLASSIC 4 put / TOKAJ CLASSIC Samorodne TOKAY MACIK WINERY
(スロバキア、トカイ)
トカイの甘口ワイン2種。トカイといえばハンガリーでしょ?と思いますが、トカイ地方の一部はスロバキアにも属しています。そのため、2010年のEUの決定により、スロバキアのトカイ地方でつくられたワインも正式に「Tokaj」を名乗れることになりました。
マツィク・ワイナリーは、スロバキアのトカイ地方で伝統的なトカイワインをつくるワイナリーとか。
4 puttonyos(プットニョス)とは、ベースになる辛口ワインに加える貴腐ブドウ(25kg)の籠の数が4つであることを意味しています。3プットニョスから、7以上まであるものもあるとか。多くなるほど甘さが強くなります。
“サモロドニ”は、“自力でなった”の意味。貴腐ブドウとそうでないブドウを選別せずに醸造し、発酵を人工的に止めずにつくったワインなので、貴腐ブドウの混ざり具合により甘口になることも辛口になることもあります。
今回はどちらも甘美 素敵なシメとなりました
S先輩、いつも素晴らしい顔ぶれを揃えていただき、ありがとうございます。
参加者の皆さん、ありがとうございました&お疲れさまでした!
ミスター・スタンプス・ワインガーデン (Mr.STAMP'S WINE GARDEN)
東京都港区六本木4-4-2 ヒルサイドパレス六本木 1F
ゴージャスな顔ぶれによるスタートは、素晴らしいシャンパーニュから
Champagne HENRIOT Brut Souverain MG (仏、シャンパーニュ)
洗練されたエレガンスをモットーとするアンリオは、1808年創業のシャンパーニュ・メゾン。
“スーヴェラン”とは“至高”の意味。グラン・クリュとプルミエ・クリュのみのシャルドネ50%+ピノ・ノワール50%でつくられています。
レースのように繊細で持続性のある泡、しっとりとした熟成感が、じんわりカラダの隅々にしみこむ!マグナムならではの旨味もありますね!非常にいい状態!これは幸先のいいスタートです
NYETIMBER Blanc de Blancs Brut 2001 (英)
ワイン好きの間では、もうすっかり有名になったナイティンバー。“ナイティンバー”とは、“新しい木の家”という意味。1988年にスタートした、スパークリングワインに特化したワイナリーです。
シャルドネ100%のブラン・ド・ブランで、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵でつくられています。2001年ヴィンテージなので、すでに10年以上が経過していますが、酸がしっかりしていてフレッシュ感があり、泡立ちも元気。フィシュ&チップスを思わせる前菜「平目のフリット」とバッチリ!
平目のフリット
ROSE HILL Rose 2010 Denbies Wine Estate (英、サリー州)
LOVE ROSE ワインのひとつで、ドルンフェルダー、ピノ・ノワール、ロンドのブレンド。
明るいローズカラーがキレイ。果実味がマイルドで、ほんのりと甘さを感じる味わいがチャーミング。この英国ロゼも、「平目のフリット」のタルタルソースによくマッチしました。
JAPAN PREMIUM Muscat Bailey A Rose 2011 サントリー (日本、山梨)
ロゼが続きますが、こちらは日本独自品種のマスカット・ベリーAを使っています。イギリスのロゼワインよりもさらに色調が濃くなり、艶やかです。独特のマスカット・ベリーAの味わいがあり、ぐっと甘さが増します。これは食前酒でもいいですね。スウィーツと合わせ、ティータイムに楽しむのもオススメ。女子会にも喜ばれるでしょう。「イノシシのテリーヌ」に添えられているイチジクとよく合いました。
イノシシのテリーヌ
HAWLEY Viognier Sonoma County 2010 (米、カリフォルニア)
カリフォルニアのヴィオニエと聞くと、なんだか超華やか~な印象ですが、これはかなり上品!ピュアな果実味に、酸の支えがしっかりあり、非常にバランスよく仕上がっています。アルコールは13.9%ですが、タッチが繊細。テリーヌとの相性もいいですね!
NAPA CELLARS Napa Valley Chardonnay 2011 (米、カリフォルニア)
ソノマのヴィオニエと並べたのは、ライバルのナパのシャルドネ。アルコールは14%。
とろりとなめらかな口当たりですが、樽の使い方が上品なため、ほどよいリッチさのボディです。均整が取れているので、疲れさせないシャルドネです。クリーム系の料理との相性がよく、今回の「ポルチーニ茸のクリームスープ」との相性はバッチリでした。
ポルチーニ茸のクリームスープ
CALERA RYAN Vineyard Pinot Noir Mt.Harlan 2009 (米、カリフォルニア)
いい流れでカリフォルニアのピノ・ノワールが登場。しかも、あのカレラ5番目の単一畑「ライアン」です。
凝縮感がありますが、果実味がキレイで、まだ若々しさを感じます。この畑に植樹したのは1998年で、初ヴィンテージが2002年でした。かつて2003年を飲んだ時から比べると、樹齢が高くなってきていることで味わいも少し落ち着いてきたように思います。
魚のポワレ (魚の名前は失念) “アンリオ”に戻ってみたところ、よく合いました!
CAPE WINEMAKERS GUILD NEIL ELIS AUCTION RESERVE 2000 (南ア、ステレンボッシュ)
ステレンボッシュのJonkershoek Valley産のカベルネ・ソーヴィニヨンで、アルコール13.5%。
注目は、このワインを持参した山上昌弘氏(日本ドリンク協会代表理事)が、2002年のオークションで落札したワイン1ケースのうちの1本ということ(右のラベル参照)。
タンニンが濃密で、骨格がガッチリとしています。まだまだ若い!
そこで、デカンタをしていただいたところ、多少ほぐれてきましたが、それでもカッチリ堅牢です。あと1本残っているそうですから、また何年後かに再会したいですね。
Chateau Gruaud-Larose 2002 (仏、ボルドー)
メドック格付け第2級、サン・ジュリアン村のグリュオ・ラローズが登場。
サン・ジュリアンのワインはバランスの良さがあると思います。2002年はすでに飲み頃になっていますので、口当たりはスムース。食事との相性も良好で、甘辛いソースの「ウサギ肉」ともよく合いました。ただ、ワインの順番としては、南アのカベルネの前の方が落ち着いたと思います。
ウサギ肉 甘辛いソース
SOLAIA 2007 Antinori (伊、トスカーナ)
ご存知、“スーパータスカン”のひとつで、カベルネ・ソーヴィニヨン75%、サンジョヴェーゼ20%、カベルネ・フラン5%、アルコール14.5%。
各評価誌で高得点を獲得しているスーパーワインですが、今回のソライア2007については、“上品”としかメモに残っていないのが悔やまれます。
ORNELLAIA 2001 Tenuta dell'Ornellaia (伊、トスカーナ)
スーパータスカンがもう1本!先輩が香港で入手したとのこと。オルネライア2006は、カベルネ・ソーヴィニヨン56%、メルロ27%、カベルネ・フラン12%、プティ・ヴェルド5%。。こちらも、私のメモには、“キレイ、若い”という文字のみ。後半になってくると、残念ながらメモも少なくなってきますね(苦笑)
フロマージュ
SOLARIS 信州 小諸メルロー 2005 マンズワイン小諸ワイナリー (日本、長野)
長野県小諸産メルロー100%を使用した日本のワインです。
これに至っては、写真のみが存在。もしかしたら飲みはぐったかもしれません。
デザート
TOKAJ CLASSIC 4 put / TOKAJ CLASSIC Samorodne TOKAY MACIK WINERY
(スロバキア、トカイ)
トカイの甘口ワイン2種。トカイといえばハンガリーでしょ?と思いますが、トカイ地方の一部はスロバキアにも属しています。そのため、2010年のEUの決定により、スロバキアのトカイ地方でつくられたワインも正式に「Tokaj」を名乗れることになりました。
マツィク・ワイナリーは、スロバキアのトカイ地方で伝統的なトカイワインをつくるワイナリーとか。
4 puttonyos(プットニョス)とは、ベースになる辛口ワインに加える貴腐ブドウ(25kg)の籠の数が4つであることを意味しています。3プットニョスから、7以上まであるものもあるとか。多くなるほど甘さが強くなります。
“サモロドニ”は、“自力でなった”の意味。貴腐ブドウとそうでないブドウを選別せずに醸造し、発酵を人工的に止めずにつくったワインなので、貴腐ブドウの混ざり具合により甘口になることも辛口になることもあります。
今回はどちらも甘美 素敵なシメとなりました
S先輩、いつも素晴らしい顔ぶれを揃えていただき、ありがとうございます。
参加者の皆さん、ありがとうございました&お疲れさまでした!
ミスター・スタンプス・ワインガーデン (Mr.STAMP'S WINE GARDEN)
東京都港区六本木4-4-2 ヒルサイドパレス六本木 1F