修士号 2004年03月17日 | 大学院修士2年(通学) 最近どうも疲れ気味です。 先日、院へ修士号授与決定者の掲示に 私の名前があり、少し安心したものの 喜びの気持ちはそんなにこみ上げてきませんでした。 それよりも、短大時代に卒業予定者の掲示を見たときの方が 嬉しかった記憶があります。 この違いは何だろう??と思いました。 準学士も学士も、私に大きな自信を与えてくれました。 なぜこんなにも納得がいかないのに「修士」なのだろうと… 結局は、2年間で研究のすべてなんてわからない。 入り口に立って、ちょっと足をつっこんだくらい 研究とは長期戦で、イキナリすごい論文が書けるものではないんだなと… でも2年前は、修士を出たら、すごい論文が書けるようになっていると思っていました。 まぁ、そこが成長なのかもしれません。 あの時、学士だけに満足しなくてよかった。 次に進んで、自分の無力さと、かすかな魅力を感じることが 私の院生生活には必要だったのだと思います。 これから何年もたって、日常や社会、研究などを通じて 2年間の反省などが次に繋がっていったとき 「やっぱり私は修士だったんだ」 と思えるのかもしれません。 院の先生方は、いくつになっても非常に研究熱心。 「好きなことをやって食わせてもらっているんだから」 と、ある先生がおっしゃったときは 探究心と向上心に対する終わりのない世界だと感じました。 そこが、研究の魅力でもあり、研究者の魅力でもあるのだなと思いました。