先ほど、詩人の長田弘(おさだひろし)さんが胆管がんで亡くなられた
というニュースを目にしました。
1年くらい前だったでしょうか。
表参道のクレヨンハウスで、長田さんと山村浩二さんが対談を行うことになり、
私のお気に入り絵本の『クリスマスのおくりもの』(1)にサインをしてもらおうと、
対談に参加するのを楽しみにしていたが、諸事情で行けなくなってしまいました。
今後もおはなしを聞くチャンスがあるだろうから、その時は参加しよう!
と、自らを励ましていたのですが・・・
あの日、クレヨンハウスで行われた対談で、長田さんのおはなしを聞きたかったです。
手元にある『クリスマスのおくりもの』を開くと、
おじいさんサンタのひたむきさとやさしさが、
長田さんの日本語訳から伝わってきました。
長田さんの詩にいせひでこさんが絵を描かれた、『最初の質問』も大好き。
心が乱れている今こそ、手に取って読みたいです。
研究者の方や作家の方などが亡くなると何年も忘れられず、
ふとその方のことを思い出すことが多いのですが、
「作品の中で生き続ける」
と自分に言い聞かせています。
とはいっても、今はそんな理屈は通用しません・・・
長田さん、素敵な詩や絵本をありがとうございました。
これからも長田さんの作品を読み続けます。
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【注】
(1)ジョン・バーニンガム 作&絵 /長田弘 訳 『クリスマスのおくりもの』 ほるぷ出版、1993年。
【今日(昨日)読んだ絵本】
★ マリサビーナ・ルッソ 文・絵 /ほしかわなつこ 訳『おきるじかんよ!』 童話館出版、2006年。
「息子も娘も好きな絵本。サムとお母さんのやり取りに、親子ともに親近感を覚える。」(98/100 再読)