MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

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“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

コーチャンフォー若葉台店へ ―面だし本棚の多い超大型書店―

2015年05月07日 | ティータイム(雑談)
昨年10月にOPENしてから気になっていた、
超大型書店の入っているコーチャンフォー若葉台店へ、先日家族で足を運んでみました。

若葉台は京王相模原線の調布駅と多摩センター駅の真ん中あたりにある駅。
ここ10年くらいで開発がグンと進んだニュータウンで、
新宿から電車で30~40分くらいのところにあります。

超大型書店というと、車でしか行けないイメージがありますが、
ここは若葉台駅から徒歩5分のところにあるので、都心から電車で行くことも可能。

正確にいうと書店だけでなく、文具、音楽映像、食も
ワンフロアで楽しめるようになっている店舗ですが、ここでは書店に焦点を当ててみます。

写真はNGなお店だったので、活字での感想のみです。

まずは、私がこの書店へ行ったときの、第一印象を・・・

・面だし本棚がとにかく多い。(本の表紙がたくさん視界に入ってくる)
・本棚や床が白く、お店全体が明るい。(圧迫感を感じない)
・マニアックな本が面だしされており、実際に本を手に取ることができる。


新刊書店はだいたい最近出た本ばかりが面だし(本の表紙を見せて陳列)されているのですが、
ここは新刊だけでなく、以前から販売されている本も面だしされているので、
普通の書店なら背表紙しか見えない本の表紙を見ることができます。

絵本などで言うと、表紙は見たことがあるけれど、
ネットショップなどでしか表紙を見たことがない、
マニアックな出版社の絵本や、洋書絵本なども面だしされており、
ずっと気になっていた絵本を手に取ることができ、嬉しくなってしまいました。

なかなか売れないような本が面だしされていると、
日の目を浴びているような気がして、本好きとしては嬉しいのです。

本の表紙はアートでもあり、情報が収縮されているので、
多くの人の目に表紙が飛び込んでくることが理想かと。

ワンフロアだからか、他のジャンルの本を読みたいときに、
階段をいくつも上り下りしないで済むので移動が楽です。

面だし効果はすごく、ここが図書館だったら最高なのに・・・

と思いました(笑)

難点を言うなら

・書店員さんが書いたPOPがない。(お店の方針でつけないことになっている)
・本のフロアに椅子等が置いていない。
・書店員さんがフロアにあまり歩いていないので、本のことを聞きにくい。


とにかく蔵書数が多いので、書店員さんのPOPを頼りに本を選ぶ人からすると、
何を頼りに選んだらいいかわからないかもしれません。

面だし本棚が多いので、本の表紙や帯が本の中身を知るきかいになるのですが、
ジャケ買いに向いていない地味な本は埋もれがちです。

そうした本に、書店員さんのPOPがあると参考になるのですが、
コーチャンフォーはPOPで書店員が本を薦めるよりも、
表紙や帯を見てお客さんが選ぶことを優先しているようで、本にPOPがついていません。

POP好きな私としては、POPがないのはちょっと寂しく思いました。
POPがあると、普段は手に取らないような地味な本を手に取ることが多いので。
(POPは書店員さんとお客さんのコミュニケーションツールでもあると思うんです)

なので、紀伊国屋書店などが好きな人からすると、
本好きな書店員が書いたPOPがないのは、少し寂しいかもしれません。
この辺はお客さんの好みでしょうか。
人間臭さみたいなのがあってもいい気がしたりも・・・

とはいっても、面だしされている本の量が多いので、
実物を手に取りたい人には、かなり楽しめると思います。

図書館に蔵書があっても、面だしされる本は限られているので、
本の表紙を見てから、手に取ってみようと思う機会は少ないと思うので。

書店内には座って本を閲覧する場所がなかったので、
立ち読みするのには限界があるので、赤ちゃん連れの場合は、
抱っこひもよりベビーカーの方が楽だと思います。(ベビーカーも難なく通れる広さがあります)

ちなみに、夫に書店の感想を話したところ

「よくないと思ったところは言わなくていいから」

と言われてしまいました・・・

私には良くも悪くも分析癖があります。

読書アドバイザーの講座などでは、分析はいいことなのですが、
レジャーの感覚で楽しみに来た人に向かって、
気持ちが失せるようなことは言ってはいけないなとと思いました。

若葉台エリアは図書館が充実していたり、小学校に情報センターがあったりと、
図書教育に力を入れている地域なので、
駅から徒歩5分のところにある書店が、その地域に住む子供たちの読書感に
どのような影響を与えていくのか、今からとても楽しみです。

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【今日(昨日)読んだ絵本】

★ 大塚勇三 訳・堀内誠一 絵 『あかずきん』 福音館書店、1989年。
「こどものともの、幼児絵本サイズ。ストーリーが原作に近く、こびていなくてよかった」(172/200 絵本)

★ ヨシタケシンスケ 作 『りんごかもしれない』 ブロンズ新社、2013年。
「ここ1ヶ月ほど借りており、娘がとても気に入ったので購入予定。長く楽しめそうな絵本。」(96/100 再読)