MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

増え続ける絵本の置き場 3 ―手持ち絵本を厳選する―

2015年04月16日 | 絵本とインテリア
先日書いた「増え続ける絵本の置き場 2 ―絵本棚作りの工夫―」の続きです。

今回はスペースの関係上、手放さざるを得なくなってしまった絵本について書いてみます。

私は数年前まで、

買った絵本はすべて家のリビングの本棚に入れて、
子ども達が気軽に手にとれるようにしたい!

小さいころ読んだ絵本もすべてとっておき、大きくなっても
気軽に手にとれるようにしたいし、私が読み聞かせボラでも絵本を使いたいし、
いずれ子どもが大きくなって、孫が生まれたら、絵本をプレゼントしたい!
老後は文庫を開きたい!


と、思っていました。

しかし、我が家のリビングは決して広くはないこと、
家の中の収納スペースが少ないこと、部屋が全体的に少なく狭いこと、
年の差のある異性の兄弟がいるため、物の量が多いこと・・・

さまざまな理由から、今の住まいでは難しいと判断し、
少しずつ手持ちの絵本を厳選していくことにしたのです。

(夢は完全に諦めたわけではありませんが)

我が家の場合、上の子は興味を示さなかったけれど、
下の子は興味を示した絵本などもあるので、線引きは非常に難しいのですが、
赤ちゃん絵本に関しては、上の子も下の子もほとんど関心を示さなかったものは
もうこれからも手に取らないと思うので、そうしたものから整理をしています。

リビングから一旦クローゼット内の書庫に移し、保留の状態にしておくのです。



半年から1年くらいかけて、手放してもいいと思えるようになったら、
年下の友達の子に、もし読むなら渡すよと声をかけたり、
小児科や児童館や保険センター、保育園や幼稚園などに声をかけ、
絵本を必要としている場合は寄付をします。

行き場がみつからないときの最終手段はブックオフ。
いずれにしても、捨ててしまうことはほとんどありません。
子どもが幼稚園で毎月もらってくる総合絵本は、処分してしまいますが。

手持ちの絵本を厳選するのは、あまり楽しい作業ではありません。
手放さなければいけない絵本が出てくるので・・・

しかし、この作業をしないと、新しい絵本を入れるスペースがなく、
新たに絵本を買うことをためらってしまうので、厳選してスペースを作るよう心がけています。

今はリビングに絵本棚がズラリと並んでいますが、
娘がピアノを習い始めたら、リビングにピアノがやってくるので、
子供の成長に伴い、リビングの環境は少しずつ変わっていくでしょう。

けれど、リビングのメインが絵本でなくなったとしても、
本を身近に感じられる生活は、続けていくつもりです。

手持ちの本を100%保管できなくても、子ども達への愛と、
ちょっとした工夫があれば、本を身近に感じてくれると思うので。

司書やボラの方の手によって、見違えるようになった学校図書館を見ると、
「子ども達に本を読んでもらいたい」という思いがあれば、
限られた環境の中でも十分に威力は発揮できると思いました。

100人いれば100通りのやり方があります。

子ども達に語りかける本棚を作るには、どうすればいいのか、
これからも私なりに精一杯、考えていきたいと思います。

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【今日(昨日)読んだ絵本】

★ ナショナル・ジオブラフィック・ソサエティ 監修 /きたむらまさお 訳 『動物たちのゆかいなしぐさ』 大日本絵画、2007年。
「娘が最近気に入っている絵本(?)。指で引っ張ると動物がリアルに動き出したり、動く図鑑のようですが、話の流れがきちんとあるので読み聞かせにも。大日本絵画の仕掛け本は作りが凝っています。」(95/100 再読)


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