[鎌倉城の範囲1] の地図に境界の紫ラインを書きました。
紫の鎌倉内側が鎌倉城想定域で、外側は城外です。
その内外の違いは、
鎌倉城には、切岸が在る事が前提です。
地図に傾斜地を黒く強調させた地図ですから、山裾に在る切岸は黒い為ゲジゲジの様な山に見えます。
紫ラインの外側にもそのゲジゲジ様な場所が有り、青丸で囲っていますが、その場所は、二伝寺砦、村岡城、玉縄城の在る場所であり、切岸に相当する傾斜が人工的に作られた場所です。
紫ラインの内側にゲジゲジ様な場所が消えた場所が在ります。それは大規模な宅地造成が行われた場所で切岸は消えました。
宅地造成箇所は、赤い丸で囲みました。
鎌倉城の西側の地図ですが、この様に示せば、紫ラインの内外の差でハッキリと切岸の有無が理解できると思います。
この範囲の切岸を確認するだけで調査の範囲や距離を考えれば、個人の調査能力の限界を超える訳です。
結果は、鎌倉城の実態を知る方は今までには無かったし、調査された資料を私は知らない。
もちろん部分的な調査は有ったでしょうが、、鎌倉城の全体像を知っている人は皆無と考えて居ます。
次回は鎌倉の東側の境界です。