明治29年作図の鳥観図で、由比ガ浜が描かれています。
由比ガ浜には砂浜を囲む土塁が描かれています。
「相模国鎌倉名所及江之嶋全図 」とあり「早稲田大学」で検索できます。この図を「検索」して貰うと、拡大した部分図を見る事が出来ます。
拡大して見ると、単なる崖では無く、ある部分は石組みらしき処も有り人工的な土塁が由比ガ浜を囲む様に描かれており、人家の無い場所にも在る事から 個人的資産で造られた土塁とは考えられません。
図面は他にも有ります。
この図は、大正4年の作図で、江ノ電が記入されています。
砂浜を囲う土塁が描かれ 大正12年震災以前の作図です。
大正12年震災後の写真は 津波でも土塁は残った訳です。
上記の図版にも 土塁が描かれています。
一般民衆には、土塁を作る財政や労力は無いし 自分の土地なら財力が在れば土塁を作るでしょうが、浜全体を囲む土塁は政治力を使わないとできない話です。
図面左端の坂ノ下の土塁の段差は、時系列を追える場所で 焦点をこの場所に絞り一段深く掘り下げましょう!