箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

心をこめて

2018年04月05日 12時30分10秒 | 教育・子育てあれこれ



生徒の中には、雄弁な子かいます。

しっかりと話す生徒もいます。

うまく話せない子もいます。

小さな声で話す子もいます。

多くを語れない子もいます。


教師は、ともすれば、よく話す子に注目しがちになります。

しかし、うまく話せなくても、心がこもっていれば、相手に伝わりますし、心に届きます。

心のこもった言葉が相手を動かすのです。

また、心をこめることは、話す時ばかりでなく、聴く時にも大切です。

心をこめて聴くと、相手に伝わり、相手も話しやすくなるのだと思います。

私が、高校生のとき好きだった歌に、こんな歌詞があります。


長い髪に 愛をこめて
細い指に 愛をこめて
私なら何にも 欲しくない

今私達 ただひとつに
水のように 溶けてゆくの
心をよせて

ああ光淡く ふりそそぐ



教師は、ここぞというときには、心をこめて生徒に語りたい、生徒の話を聴きたい。

教師に必要な資質の一つと言えるかもしれません。