生徒の中には、雄弁な子かいます。
しっかりと話す生徒もいます。
うまく話せない子もいます。
小さな声で話す子もいます。
多くを語れない子もいます。
教師は、ともすれば、よく話す子に注目しがちになります。
しかし、うまく話せなくても、心がこもっていれば、相手に伝わりますし、心に届きます。
心のこもった言葉が相手を動かすのです。
また、心をこめることは、話す時ばかりでなく、聴く時にも大切です。
心をこめて聴くと、相手に伝わり、相手も話しやすくなるのだと思います。
私が、高校生のとき好きだった歌に、こんな歌詞があります。
長い髪に 愛をこめて
細い指に 愛をこめて
私なら何にも 欲しくない
今私達 ただひとつに
水のように 溶けてゆくの
心をよせて
ああ光淡く ふりそそぐ
教師は、ここぞというときには、心をこめて生徒に語りたい、生徒の話を聴きたい。
教師に必要な資質の一つと言えるかもしれません。